書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

小野道風・智証大師謚号勅書

2007-05-18 07:14:25 | Weblog

小野道風(894-966)
後の藤原佐里、藤原行成と共に三蹟と称される。
道風は当代一の能書家として名を馳せていたが、
官吏としては恵まれなかったようである。
道風の書は後世に至るまで手習いの手本として重宝された。

この書は、朝廷が円珍に智証大師を謚号した時の勅書である。
王羲之の骨格に和流が芽生えている。