伝 小野道風・継色紙 2007-05-27 08:39:56 | Weblog 粘葉装の冊子本の断簡である。 見開きの左右に色の違う鳥の子紙を使い、2頁に渡って歌一首を散らしている。 継紙とは種類や色の違う紙を、切継、重継、破継などの技法を使い、糊で継ぎ合せて色や形の変化の美しさを求めた、書写の料紙である。西本願寺本三十六人集がその代表である。 荘厳、枯淡の境地が覗える。 おほぞらのつきのひかりしさむければかげみし水ぞまづこほりけり