書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

おばんざい

2011-04-17 20:59:51 | Weblog
京都へ行くと必ず寄る店がつ有る、正確には有った。
四条の橋の近くのおばんざいの店だ。

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何時もそに寄ってカウンターに並んだおばんざいを眺め回しては、
「あれ」「これ」と指差して熱燗をチビリチビリ啜りながらママさんとお喋りする。
カラシレンコンが特に好物だ。
底抜けに明るいママさんで、しかも、話をそらさない。
いい気持ちに成ったところで、ゆっくりと高瀬川沿いに三条迄行って、
鴨川沿いに心地よい夜風を浴びて戻って来る。
京都へ来たらそれが欠かせない習慣だった。
二年程空いてそのお店を訪ねたらお店の名前が変わっている。
一寸覗いてみようと暖簾の前に立ったが、どうも雰囲気が違う、合わない。
京都へ行く楽しみが一つ減った。
京都の悪友にそんな話をしたら耳寄りな話を教えてくれた。
「騙されたと思って行ってみな」
京都 おばんざいの老舗「れんこんや」と言って本場もんの「からしれんこん」が食えるのだそうだ。
次の機会には必ず寄ってみようと思う。














閑話休題   紹太寺の「しだれ桜」

2011-04-13 13:39:19 | Weblog
まさに、今、春たけなわです。
やはり春はさくら、お花見です。
カンチュウを啜りながら、オデンをつまみながら、桜を眺めれば極楽です。
日本中、至る所にサクラの名所があります。
京都の東福寺、今年は行けませんでしたが、たぶん、今日辺りは満開でしょう。
東京では上野、千鳥ヶ淵公園、でしょうか。
あと、高野山とか日本中の彼方此方に多くのサクラの名所があります。
その中で私が一番に上げたいのは長興山紹太寺の「しだれ桜」です。
【我こそ☆】春になるとしたくなることってある?
と言えば何と言っても紹太寺の「しだれ桜」見物です。
紹太寺は小田原の近くの入生田と言うところに有ります。
地元の人以外には余り知られ無っかのですが、最近、県外からも訪れる人が多くなったようです。
紹太寺は小田原城主だった稲葉一族の菩提寺です。
山門跡、伽藍跡などからみて壮大な規模のお寺だった事が想像でします。
長い長い急な階段を一歩一歩登って行くと春日局のお墓に辿り着きます。
その右手の谷を越えたところに「しだれ桜」が悠然と、あたかも、鳳が羽を広げた様に佇んでいます。
茶店の番台に座って、日本酒をチビリチビリやりながら巨大なしだれ桜を仰ぎ見る、
至福な時を過ごしました。