またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

「気仙沼においでよ」     ONLY IS NOT LONEY

2011-11-04 08:13:09 | 震災関係
もうご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、
気仙沼に糸井重里さんの事務所が開設されました。
その名も
【気仙沼のほぼ日】
http://www.1101.com/pl/kesennuma/index.html

経緯とかはやっとさんのブログを読んでいただければなんとなーくわかりますが、
糸井さんの言葉を抜粋します。

「──ほぼ日刊イトイ新聞は
  気仙沼に、なぜ支社をつくるのでしょうか?


まず最初に「めぐり合わせです」っていう
言い方をしておいたほうがいいかもしれないですね。

自分たちになにができるのかということを、
ほかの多くのみなさんと同じように、
ずっと考えていました。
いまやっていること以上に、なにができるだろう。
ずっとつき合っていくために、なにができるだろう。

そんなとき、気仙沼を中心にして起ち上がった
「セキュリテ被災地応援ファンド」を知って、
そのメンバーのみなさんと知り合って、
何度も会って、いろんなことを話すうちに、
「気仙沼に支社をつくりませんか?」って言われた。

たぶん、提案したほうも、
そんなに具体的なビジョンがあったわけじゃないと思う。
それは、それはいいなと思ったぼくのほうも同じです。

ただ、長いつき合いになると思ってるんだから、
長いつき合いになるための場所を
つくっちゃえばいいやって思った。
自分にできることを想像する前に、
誘ってもらえたんだから行きますよ、って思った。
ちょっとね、「遊びにおいで」っていう
言い方に似てたかもしれない。

といっても、もちろん、
すぐにぜんぶ決めたわけじゃない。

そこに場所をつくることを思ってから、
現地にいって、あちこちめぐりました。
その場所を歩き回るうちに、
「ぼくらにできることがあるかもしれない」って
だんだんと感じられるようになってきた。
でも、同時に、「なにができるんだろう」って
最初に考えすぎたらいけないなとも思った。

少なくとも、自分たちの組織については、
こんな言い方ができると思ったんです。
そこに「ほぼ日」の支社ができるというのは、
身体を「指圧する」みたいな効果がある。
離れた場所が刺激されることで、
物理的にも、気持ち的にも、
言ったり来たりすることが増えて、
自分たちの血流がよくなるんです。
交流が増える。血のめぐりがよくなる。
まずは、それが、わかりやすく大事なことです。

めぐりがよくなることが
なぜ大事かというと、
憶えていられるということです。

震災以後、いろんなひとたちに話を聞くと、
どこの被災地のひとたちも、
「忘れられてしまう」ということを
いちばん怖がっていると感じました。
そして、被災地以外のひとたちは
「忘れてしまう」ということを
ものすごく恐れているんです。

こうやって日常がはじまっていくんだね、
むかしのことになっちゃうんだね、
ということを、みんなが恐れている。
でも、ほんとは、忘れたりしないんですよ。
ふつうに血のめぐりさえよければ、
日常を取り戻しながら、憶えていけるんです。

そういうことがやりたいし、
まず、それができるというよころびがあります。
だから、一気にちからを爆発させて、
「さぁ、なにとなにをやるぞー」
っていうようなことよりも、
毎日、ずーっと、心臓がどっくんどっくんいって
動いているようなことが大切だと思う。
そういうふうに、まずは、
身体の健康を取り戻す、みたいなことが、
ぼくらが向き合うべきことかなと思う。
それがお役に立つかどうか、っていうことは、
いまはあまり強く考えすぎないようにしてます。

少なくとも、
「糸井さんがそこに支社つくったから
 オレ、行ってみたんだよ」
っていうひとが出てきたりとか、
「なにやってんの?」って訊かれることとか、
「ああ、いいね」って思うひとが増えるとか、
そういうふうなことで、
小さなツボがぽつぽつと指圧されて、
全体のめぐりがよくなればいいなと思う。

それで、さぁ行くぞって、
実際に行動しはじめたら、
手伝いたいとか、乗せてくださいとかって、
うれしい声があちこちから聞こえはじめてきて。
ちょっとね、これは予想よりも、
お役に立てることがあるかもしれないな、
って感じはじめているところです、いま。

お邪魔になることも、当然あると思う。
そこはもう、最初からごめんなさい、です。
100人くらいはよろこんでるけど
5人くらいのひとが怒ってる、
っていうようなことがあるかもしれない。
これは申し訳ないけど、
全部は考えられないよっていうのを、
もう最初に言っておこうと思います。
そうじゃないと、なんにもできないから。

そういうことも含めてね、
まぁ、おかしなやつらがやって来て、
ヘンなことしてるねぇ、しょうがねぇなぁ、
って、笑われたり許してもらったりしながら、
長く、おつき合いができればと思ってます。」

続きはHPからご覧になってください。

またあのあのあの矢野顕子さんが「気仙沼においでよ」という歌を作ってくださいました。
それもHPにあるので是非聞いて下さい。
矢野さんの声ってどんなに曇った空でも明るい太陽が覗かせるような気分になります。


「忘れない、忘れられない気仙沼に。」
気仙沼のほぼ日 要チェケラ!


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