奈良県宇陀市にある女人高野・室生寺。
仁王門をくぐった先にあった鎧坂から、
石段地獄はすでに始まっていた・・・・・。
五重塔の横手から、奥の院を目指します。
この時、12:50。
そのわずか5分後・・・・・
石段が・・・・・・・
いやぁぁぁぁぁぁ-------!!
延々と続く石段・・・・
マッ∑( ̄□ ̄ )マヂ?か
飲み物、一切、持ってないぞ!!
はぁ、はぁ、はぁ・・・と一人、黙々と登っていると
ようやく、人影が・・・・
遠い・・・・・・
急すぎる・・・・・
あと、もう少し・・・・・
あともう少しなのに・・・・、
もう、足が動かん・・・・・
急な石段登ること、10分・・・・
13;05 なんとか、奥の院に到着!
常燈堂(位牌堂)
御影堂(大師堂)
内陣に「弘法大師42歳の木像」が安置されていました。
御影堂のの横手には七重石塔が見えます。
常燈堂をぐるり1周していると・・・・
ひぇぇぇぇぇ-------!
登ったからには、
降りなければ・・・・・
まだ息が上がってる・・・・
心臓がバクバク、口から出てきそう・・・・
すこし、休憩してから、階段を下ります。
途中、「賽の河原」とよばれる箇所がありますが、
行きは登るの必死!
帰りは膝が笑ってる!
ということで、写真のみ!
途中(石段がまだ見えない辺りで)、
女性2人組に声をかけられました。
「まだまだ、遠いです?」
「あともうちょっとで、石段地獄が待ってます。」
「地獄・・・ですか?」
「延々と石段が続いてます。あっ、でも10分か15分くらいで奥の院に着きますよ。」
10cmヒールで、マキシワンピ、
日傘が邪魔で、籠バックに突き刺して、
汗垂らしながら、一人歩いて戻ってきた私を見てどう判断したのか・・・・・
2人組は先を目指して行きました。
さて本堂まで戻ってきたころには、
膝がガクガクっと震えてました。
そして振り返ると、さっきの女性2人組が・・・・・
あの階段見て、やめたな・・・・・
ココまで来て行かないのは、もったいない!
でも、私も誰かに会ってたら、聞いただろうな・・・・
でも・・・・行くな、私なら(笑)
本堂から金堂の階段・・・・
もう、この一段がきつい・・・・
でも、〆にはあの鎧坂が待ってます。
途中、何度も立ち止まりながら、何とか仁王門まで戻ってきました。
あ・・・・・・キレイ。
汗をポタポタ落としながらも。
疲れたかいがあった・・・・という気になります。
石段を見た瞬間、上醍醐の悲劇を一瞬、思い浮かべましたが、
あそこに比べると、楽でしたね。
上醍醐もそうですが、女人禁制のトコには麓に「女人堂」があります。
ここを詣でることで、禁制先のお堂に参ったことになってました。
ここは「女人高野」とはいえ、あの石段・・・・
普通に考えたら、キツイな・・・・
(上醍醐の悲劇はこちらから→上醍醐陵・1・上醍醐陵・2・上醍醐陵・3)
さて帰るべく、駐車場に戻ります。
途中、自販機でアクエリアスを購入。
500ml、一気飲み!!
駐車場のおじさんが「おかえりなさい!」と暑い中、建物から出てきてくれました。
「奥の院まで行ったんで、疲れました・・・・」
「お大師さんにお会いしてきたんですね。」
「・・・・・?」
「奥の院で、お大師さんの像があったでしょう。」
「あっ、はい! ありましたよ。」
「今日、21日でしょ。21日だけ、お大師さんの扉が開いてんですよ。」
「えっ!そうなんですか?!」
ラッキー!
あの辺りですかね・・・奥の院は・・・・
と聞くと、丁寧に答えてくれました!
ありがとう、おじさん!!
一度、行ってみて
奈良県宇陀市 室生寺