奈良県桜井市にある大神神社。
大国主命が自らの幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)を、
三輪山に鎮めたことが、この神社の由来です。
幸魂とは、運によって人に幸を、収穫をもたらす働き。
奇魂は奇跡によって人に幸を与える働きがあるといいます。
神体山・三輪山と三輪の大鳥居
この大神神社の摂社・檜原神社の祭神は天照大御神。
前回、大神神社を訪問時、ちょっと離れた場所にあったため断念しましたが、
今回、訪れてみました。
朝廷で祀られていた天照大御神を、
崇神天皇皇女・豊鍬入姫命が大和・笠縫邑に祀りました。
その場所がこの檜原神社の地といわれています。
その後、天照大御神は垂仁天皇皇女・倭姫命によって、諸国を巡り、
伊勢の地に辿り着きます。
現在の伊勢神宮の始まりです。
なのでこの場所は「元伊勢」と呼ばれます。
檜原神社には本殿・拝殿がありません。
三ツ鳥居といわれる鳥居と
昭和61年に建てられた豊鍬入姫命と祀る小さな宮があるのみ。
大神神社には聖域との境にこれと似たような三ツ鳥居があるそうです。
見たいけど・・・見れないというこの悲しさ。゜(゜⊃Д;゜)゜。
境内は白砂利でとても清廉な感じでした。
今までに見たことのない神社の風景。
これこそ古代から伝わる原始信仰なのかも。
一度、行ってみて
奈良県桜井市 大神神社摂社・檜原神社