三種の神器という言葉は、歴史に興味のない方でも聞いたことがあると思います。
天孫降臨の際、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天照大神から授けられたもので、
これらを引き継ぐことが、正当なる天皇であるとされ、皇位と共に継承しています。
1つ目 八咫鏡(やたのかがみ)
天照大神が天の岩戸に立てこもったときに使用した鏡。
(岩戸を少し開けた時に姿を映し、興味を持たせ、岩戸から引きずりだした)
崇神天皇の時代、大和国笠縫邑で豊鍬入姫命が祀ることになり、
形代が作られました。
豊鍬入姫命から倭姫命に引き継がれ、今でも伊勢神宮の内宮で祀られています。
これは外宮ですが・・・
形代は度重なる内裏の火災で灰になったらしく、灰のままの状態で安置。
壇ノ浦で引き上げられたものが、
現在も皇居・賢所で安置されている。
(灰のまま?作り直した?ポリポリ(。;´Å`)9ウーン…)
咫は古代の単位で、八咫は約45cmくらい。
直径45cmくらいの丸鏡かも。
石でできてるのか、金か、鉄か、全く情報がない。
2つ目 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
これも天の岩戸で、鏡と一緒に榊の木にかけられていた物。
実物が皇居・剣璽の間に安置されています。
瓊は赤い玉という意味、つまりメノウの勾玉かもしれません。
昭和天皇の大喪の礼で勾玉の箱を持った人は、
子供の頭くらいの重さといったらしい。
エッ∑( ̄□ ̄ )デカッ!
3つ目 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
草薙剣ともいいます。
須佐之男命が八俣大蛇を切った際、出てきたという剣。
八咫鏡と共に豊鍬入姫命が祀ることになり、
形代が作られました。
その後、倭姫命の元に訪れた日本武尊が譲り受けますが、
剣を置いたまま出かけたため、病気になり亡くなります。
日本武尊の妻・美夜受比売(みやずひめ)によって、熱田神宮に祀られました。
現在もご神体として安置されています。
形代は安徳天皇と共に壇ノ浦の沈んでしまい、
(鏡と勾玉は引き上げられた)
伊勢神宮の神庫から新たな形代が選ばれ、
皇居・剣璽の間に安置されています。
実物、すごく見てみたい!
けど・・・神宮の方か、天皇でないと拝めないでしょうね・・・・。