夢の「信楽の大仏さん」-紫香楽宮跡-

2013-08-29 12:42:50 | 歴史あるトコ-滋賀

740年、聖武天皇は平城京から、

山背国相楽郡(京都府木津川市)の恭仁京(くにきょう)に遷都

その後、恭仁京は未完成のまま、

今度は742年、近江国甲賀郡(滋賀県甲賀市)に離宮を建設します。

これが紫香楽宮(しがらきのみや)です。

743年盧舎那仏を紫香楽の地に建設する事を発願し、都として整備を始めます。


しかし紫香楽の地は山奥。

人臣の賛同を得られず、折り重なる天災や不幸が重なり、

744年難波京へ遷都します。

結局、翌年745年平城京に遷都し、盧舎那仏建設計画は平城京で実現します。


 

街中、たぬきの置物だらけの信楽町にある紫香楽宮跡地は、

現在史跡として保存されています。

信楽焼で有名なところですね。



大仏建立予定だった甲賀寺跡です。


宮跡の礎石などが復元されていますが、

この計画が実行されていれば、

奈良の大仏さんではなく、

「信楽の大仏さん」になってたかもしれないですね。


 


一度、行ってみて

滋賀県甲賀市   紫香楽宮跡



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