橿原市から国道169号を一路、明日香方面に走ると、
左側に緑の壁状になった小山が見えます。
これこそ全国第6位の大きさを持つ見瀬丸山古墳。
全長318m、高さ21m。
宮内庁の陵墓参考地として管理を受けています。
上の写真にも写っていますが柵の中が宮内庁管理。
いわゆる「後円」部分の中心のみに鉄柵が張り巡らされていました。
江戸末期の陵墓比定作業で、
天武・持統天皇陵とされていましたが、
1880(明治13)年に「阿不幾乃山陵記」の発見で、
両天皇陵は「野口王墓古墳」と判明し、
天皇陵指定は解かれましたが、
後円部上段の一部が陵墓参考地として指定されました。
きれいなくびれ
(*ポッ*´∀`p○o゜+。*惚れちゃった*。+゜。o○q
広いです!
これだけみれば、だだの原っぱ!
でも地上15mの高さです!
端まで歩くと、後円部分の小山が小さい!
1991年、偶然遊んでいた小学生によって、
柵外で横穴式石室羨道への入口が発見され、
その父親が石室内部の写真の撮ったそうです。
蓋近くまで泥で埋まった2つの石棺。
被葬者は第29代欽明天皇とその妃・堅塩媛の説が有力ですが、
欽明天皇陵は檜隈坂合陵に葬られたとされています。
この地は「檜隈」の地ではないといわれ、
その場合、蘇我稲目の墳墓可能性が高いと言われています。
出土品の多くはイギリス・大英博物館にあるそうです。
檜隈坂合陵は・・・・というと明日香村にある梅山古墳が比定されています。
日本書紀に628年に石を葺き、盛り土をしたとあり、
この梅山古墳は、檜隈の地にあり、
葺き石が大量に発見されているためです。
宮内庁管理を受けている参考地の中で、
墳丘に登れる最大の古墳が、見瀬丸山古墳です。
他は濠などもあり、立ち入りは一切できません。
岡山市の造山古墳(第4位)が墳丘に登れる最大古墳です。
しかし造山古墳は木々が生い茂り、小山のような感じで古墳という感じは・・・・・・
はっきり言って、ない!
ァ,、,、.....φ(´∀`;q・゜・
この見瀬丸山古墳は木が伐採され、古墳全体が見渡せます。
これは必見です!!
一度、行ってみて
奈良県橿原市 見瀬丸山古墳