君が代って・・・・国歌

2013-04-06 22:04:49 | 歴史に関する雑学

君が代は 千代に八千代に さざれ石の 

巌(いわお)となりて 苔(こけ)のむすまで


日本の国歌です。

この入学式シーズン。

どこの学校でも校歌と一緒に歌われていますよね。

 

 

この国歌、実は905年に成立した勅撰和歌集「古今和歌集」に載っている、

平安時代に詠まれた歌ということ、ご存知でしたか?

 

わが君は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりて

苔のむすまで(古今和歌集343)

 

直訳すると、

あなたは、千年にも八千年にも、細かい石が集まって大岩となり、

苔が生えるようになるまで(、それほど永い永い歳月にわたってお元気でいて下さい。)

 

さざれ石(細石)というのは小さな石が長い時間をかけて凝縮した石のことです。

それだけの長い時間を指し、

「あなたの長寿がこの先も末永く続くことを願っている」という意味です。

 

 

 

平成11年、国旗及び国歌に関する法律の施行で、法的にも「国歌」となりましたが、

まぁ、賛否両論あるわけで・・・・。

明治時代、この歌を解釈しなおして、天皇の治める世が末永く続くことを願う、

天皇陛下の万歳を祝う歌になってしまったという経緯があります。

明治時代から、天皇=現人神の考えがおこり、軍事国家に変わっていった歴史があるため、

「君が代」を歌うことに反論する方や、

学校の学習指導要領で、「起立・斉唱することを指導すること」とあるため、

「思想・言論の自由」という憲法に違反すると訴えてる方、

強制されることに反発されてる方など・・・・・etc

 

いろいろ問題が起こってますが、

元々は「家族の健康を願う歌」であったことを知っていて欲しいですね。

 

 

 



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