君が代は 千代に八千代に さざれ石の
巌(いわお)となりて 苔(こけ)のむすまで
日本の国歌です。
この入学式シーズン。
どこの学校でも校歌と一緒に歌われていますよね。
この国歌、実は905年に成立した勅撰和歌集「古今和歌集」に載っている、
平安時代に詠まれた歌ということ、ご存知でしたか?
わが君は千代に八千代にさざれ石のいはほとなりて
苔のむすまで(古今和歌集343)
直訳すると、
あなたは、千年にも八千年にも、細かい石が集まって大岩となり、
苔が生えるようになるまで(、それほど永い永い歳月にわたってお元気でいて下さい。)
さざれ石(細石)というのは小さな石が長い時間をかけて凝縮した石のことです。
それだけの長い時間を指し、
「あなたの長寿がこの先も末永く続くことを願っている」という意味です。
平成11年、国旗及び国歌に関する法律の施行で、法的にも「国歌」となりましたが、
まぁ、賛否両論あるわけで・・・・。
明治時代、この歌を解釈しなおして、天皇の治める世が末永く続くことを願う、
天皇陛下の万歳を祝う歌になってしまったという経緯があります。
明治時代から、天皇=現人神の考えがおこり、軍事国家に変わっていった歴史があるため、
「君が代」を歌うことに反論する方や、
学校の学習指導要領で、「起立・斉唱することを指導すること」とあるため、
「思想・言論の自由」という憲法に違反すると訴えてる方、
強制されることに反発されてる方など・・・・・etc
いろいろ問題が起こってますが、
元々は「家族の健康を願う歌」であったことを知っていて欲しいですね。