アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

ふっと思った事

2013年04月09日 | アユと凛のこと
二年前

今頃アユと凛はきっとどこかにいて私達が見つけてくれるのを待っているって
信じて疑わなかった。

きっといる
絶対いる って

石巻や女川ではまだまだ混乱状態でゆう君の移り住んだアパートは電気もまだだったと思う。

そんな中で
アユは凛とどこかで待ってるはずだと
ずっと思ってて
私が諦めたら世界が終わる 位の勢いでした。

時間が経つのが嫌でいたたまれなくて
桜のつぼみが膨らんでいくのが嫌で嫌で仕方なかった。

あの時の時間が通り過ぎて
私が今いるこの平和な時が
どうしてあたり前に来てしまったのかが時々わからなくなってしまう。

津波の後のガレキって云われてる皆さんのめちゃくちゃなった物の中を
ただウロウロ探し回って
見つかるまであのままあそこをウロウロしていたかった。

そしたら私は今も女川のガレキの中を歩いていると思う。

自分の今が平和だからこそ
二年前のあの時のあの状況や気持ちが浮かんでくる事があって
今の平和な時が二年前の「あの時」も同じであれば良かったのに
なぜだめだったのか?って
悔しいくて・・・



入学式が続いたら
何だかそんな事を思いました。

あの時卒業も入学も迎えられなかった子供達
そして 凛

春はおめでたいけど私の中ではおめでたくない。
今を生きてる子供達には何も罪はないけど
心からの「おめでとう」は私の中にはもうありません。

生きてるだけでいいじゃない。
ただそう思ってしまいます。
コメント
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