アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

シカタガナイ

2013年10月14日 | アユと凛のこと
女川は
嵩上げ工事が始まって
あちこちの道路に入って行けなくて
町立病院の下に献花台が建ってありました。
何ともお粗末な感じ
「とりあえず」と言うのが
見てわかりました。

自分の中のモヤモヤが
何だかわからなくて
帰りのバスの中で何なのか考えてた。


工事が始まるまえは
あちこちの場所にお花や飲み物やお菓子が置いてあった。
それが一つにまとめられてしまった事に
違和感と言うか、憤りを
感じてしまいました。
「何もかも一つにしてしまって」って
感じがゆるせない。

この世は
生きてる人が優先だからね。
なんだかんだ言っても
なくなった人はないがしろにされるんだよ。
だって
なくなった人は話せないんだもの。

シカタガナイ

生きてる人のために
あきらめなくちゃいけない事が何度もあって
その度に心が折れて
心のどこかで

シカタガナイ

と呟いてきた。
その度に
アユがいてくれたら
凛が元気にいてさえくれてたら
と思う。
そう思ったら悔しくて泣けてきた。

アユ一家が住んでいたアパート跡は
後々、駅になるそうです。
女川駅だって

駅だったら
いいかな

知らないふりしてお花置けるかな
早く出来ればいいのに

嵩上げ工事が終わって
あの辺の全てが変わってしまうまで
女川にはやっぱり行きたくありません。
見たくない。

だって
やっぱり
あの土の下には
かわいい凛がいるかもしれないんだもの
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女川訪問

2013年10月14日 | 日記
一昨日は酒田のお獅の会の方達と女川に行きました。
会の方達は震災後のこの時期から
女川に通って
今回で三回目
毎年 計画していろいろ準備して行って下さいます。
総勢25人ほど

きっかけはアユと凛なのです。
だから私も毎回参加させてもらっています。
今回はくーちゃんも一緒にペアのスコT着て

ゆう君も
岩手のご両親も毎年来て下さいます。

今回は
きらら女川 と言う施設にもおじゃましました。

施設の職員の方が去年もお会いしていた方で
アユと凛を思って涙ぐんでくれた事が
なんだかとてもうれしくて
また会いに来る約束をして帰りました。


お獅子の会の会長さん
おじいちゃんなんですが
何かといろんな配慮をしてくれて
姉の後援会長でもあるので
今や私達姉妹の父です。
お獅子の皆さんも
「会長は俺達の言う事は聞かないけど
姉妹の言う事には素直だもの」
って言ってました。
本当に感謝しています。


久しぶりの女川
思う事がたくさんあって
胸がつまりそうでした。
帰りのバスの中では
笑って話してる人の隣りで泣いていました。












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