アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

聞かれた事

2016年03月08日 | 日記
今日
記者さんから
「11日はどの様に過ごすんですか?」
と聞かれました。
本当は
「いつもと変わらず…」と答えたかったのですが
11日は女川に行くし
追悼式に行って
アユが見つかった海に行く。

「海に行って
あゆみさんに何を伝えるのですか?」
と聞かれました。
「別になにも…」が正直な答え

そこの海にアユは居ると思えないし
その日は多分
ずっと私達と一緒にいるはず。

じゃぁ何をしに海に行くかと言うと…
「コンニャーロー海!
アユと凛を飲み込んだばっかりに
逢えなくなったじゃないか!」
と海に悪態をつきに行くのと
「ここまで、頑張って流れ着いたんだ」
って事を一年に何回か
確認しに行く。

アユには毎日色んな事を伝えているし
伝えなくてもわかっているだろうと思う。


「凛君は見つかるといいですね」
って…
その答えも
今も変わらず
「見つかればいいのか
見つからずに、ほんのちょっとの生きてる可能性があると
信じてしまう気持ちを持ち続けた方がいいのか
わからない。
とりあえず
「良い」と言われる事は
生身のからだで、元気に帰って来る以外はないって事
骨のカケラが「凛君です」って言われるのは
許せない。
だから
見つかればいいのか
このままがいいのか
わからない」って答えました。

本当にわからないんだもの。
見つかってほしい。
でも
見つからないでほしい。

そんな一般的な質問に答えました。
どんな記事になるのかな…

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5年前のまんま

2016年03月08日 | 日記
3月11日に向かって
毎日5年だと
しつこく言っている。

5年は節目ではない。
子供がなくなったのに節目なんかなくて
5年だろうが
10年だろうが
あの時…
アユが見つかったあの時と
同じ思いのまんま
時間だけが過ぎています。

3月11日だけが悲しい訳じゃないし
3月11日の近くだけ思いが深く重くなる訳でもないから…
だから
いつもと同じ様に
やっぱり悲しい。
逢えなくなって悲しい 悔しい。
いつもと同じ。

私のアユと凛は
5年前からあのまんま
写真のまんま
髪も長くならないし、短くもならない。
歳もとらない。
成長もしない。

2時46分で止まった時計と同じ
アユと凛の体内時計も止まったまんま
今もあのまんま。
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取材でした。

2016年03月08日 | 日記
仙台からわざわざ記者さんが取材に来ました。

泣いた。
疲れた。

つむぎの会と全く関係ない取材は
初めて?かも…
何を言われるかちょっとドキドキでした。

女性記者さんは
私と同じ位?
ちょっと若い位の方でした。
言葉を色々選んで気を使ってくれて
イヤな思いをせずに終える事ができました。
よかった
よかった。

毎回
取材は
思い出し作業が
泣けて泣けて
落ち着かせている脳みそも
フル回転するので
終わるとグッタリです。

さて
仕事に行って来ます(。-_-。)
平常心に戻れるか不安ですが…

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