二十歳で、私はスクーバダイビングを始めた。初めて海に潜った時「この仕事がしたい!」と思って、1987年22歳でサイパンに渡り、ダイビングインストラクターになった。24歳でフェルマと結婚、2003年にメグミを授かって、2011年までのほぼ四半世紀をサイパンでスクーバダイビング一筋に過ごした。その後はフェルマの家族が住むサンディエゴに移住、6年余りを経て、生まれ故郷の八王子に家族を連れて帰ってきた。
帰国した翌日、さっそく3月末に怪我をして入院している母を見舞った。リハビリ中の右腕は動かしづらいようだけど、思いのほか元気な顔を見て安心した。28日には退院できるから、もうすぐ家に帰ってこれる。フェルマの外国人としての登録にあたる「在留カード」の取得は、思っていたより、かなり大変で、出入国管理局への問い合わせ(電話が繋がるまで3時間…)を済ませて申請書類を収集中。この歳でイチからスタートの私はハローワークの登録を済ませた。