大阪Lover

徒然日記

秋の歌 三首

2008-09-24 17:09:10 | Weblog
お彼岸も過ぎ、いよいよ秋本番。
朝晩は大分涼しくなってきました。

この時期になると必ず思い出す歌がこれ。

 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の
     声聞くときぞ 秋は悲しき
            猿丸太夫

百人一首の中の歌です。

あと他に二首、好きな秋の歌を挙げるとすれば…

 村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に
      霧立ち上る 秋の夕暮れ
             寂連法師

 秋風に たなびく雲の 絶え間より
      洩れ出づる月の 影のさやけさ
               藤原顕輔


日本語の美しさを感じることのできる歌ですね。

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2 コメント

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秋来ぬと (kaze)
2008-09-25 00:05:53
秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞ、おどろかれぬる…

これは もっとずっと前の感覚ですが…

イイ歌が多いですよね。
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でも実は… (backrow7)
2008-09-26 17:06:05
kazeさん>
一番初めに覚えたのは↓の歌。

天つ風 雲のかよひ路 吹き閉ぢよ
 をとめの姿 しばしとどめむ
        僧正返照

でした。これは子供の頃からオネエシュミがあった、ってワケではなくて、その昔、フジカラーのCMでこの歌が使われていたからです。
因みにその時のCMには山口百恵が出てました。

で、実はもっと言えば、百人一首の歌の中では↓の歌が真っ先に浮かぶのです。

あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
 長々し夜を ひとりかもねむ
        柿本人麻呂

なぜだか理由は判りません。(>_<)
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