大阪Lover

徒然日記

都構想

2015-05-18 08:29:48 | Weblog
「大阪都構想」の賛否を問う大阪市の住民投票が終わりました。結果は皆さんご存知の通り、反対票が賛成票を上回り、「都構想」は否決されました。
これで、大阪は今までと何も変わらず、大阪市・大阪府のままです。

でも、問題はこれから。大阪市・大阪府の財政状況や経済状態が良くないのは、誰が見ても明らか。「都構想」は否決されましたが、このままの大阪で良いと言うことではありません。
橋下市長言うところの、「二重行政」の弊害かどうかは別にして、確かに大阪にはムダが多いと思います。WTCやりんくうゲートタワーなど、都構想反対派(=既存政党)は、「二重行政の結果ではなく、政策の失敗だ」と言っていましたが、さも、「政策の失敗」の方がまだマシだ、と言わんばかりの言い方には、違和感を覚えました。「政策の失敗」だと判ってるんなら、それを正さんかい!と思うのです。
日本第二の都市だったはずの大阪を、ここまで悪い状況にしてしまったのは、紛れもなく既存政党だと思います。その責任は一体誰が取るのか?市民も、次の選挙では、大阪を少しでも良くしてくれる議員を選ばないといけません。そうでなければ大阪は、このまま「財政再建団体」まで落ちぶれます。

今回の投票結果は、反対票と賛成票の差は約1万票。これを僅かと見るか、大差と見るかは微妙なところですが、比率で言うと、49.5対50.5と書いているネットニュースもありました(事の真偽は判りませんが)。投票率は66%を上回ったとか。通常の選挙だと、大阪の投票率は軒並み低くて、この数字は目を見張るものがありますが、それでもまだ34%、3人に1人以上は投票していないことになります。この層が投票していたら、結果は変わっていたかもしれません。
年代別で見ると、20代~50代までは賛成が上回り、60代以上は反対票が上回ったとのこと。特に70代以上の反対票の多さが決定打になった模様。こう言っちゃなんだけど、将来ある若年層が、「都構想」に賛成しているのを、生い先短い老年層が反対し否決した、と言うのはなんとも皮肉な結果です。

この住民投票の結果、大阪がどう変わるのか?維新以外の党は、「今のままで良い」と言う民意を得たと思ってはいけない。あくまで「都構想」が否決されただけであって、大阪の改革は必要無いと判断されたワケでは無いと思います。
既存政党、引いては大阪市民・府民の真価がこれから、問われるのです。

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1 コメント

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Unknown (太郎)
2015-05-18 09:57:32
まあ住民投票の結果僅差で否決だけど、個人的に朝日新聞ABC調査の出口調査の内容が面白いですね。

世代別の賛成票の割合が

20代 61%
30代 65%
40代 59%
50代 54%
60代 52%
70歳以上 39%(反対61%)
となっている
投票にいった現役世代では賛成票が過半数を超えていて、70歳以上の完全リタイア世代が反体票で過半数をこえる

20代~60代まで賛成が上回ってるにもかかわらず、70歳以上の票に押し切られて反対多数。すごいな…
投票だからしたかないけど出口調査で現役世代の声が反映されにくい結果がでたなると投票率あがんないですね。


40代と50代の間を境にして世代票が別れるで結果が左右ならわかるけど70代以上の票がその下の賛成票を押し切るってのもすごいwww
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