大阪Lover

徒然日記

New Comer現る!?

2014-06-25 09:37:08 | Weblog
ザック・ジャパン、見事に散りましたねぇ。まぁ、3試合で2得点という決定力不足が全て。一人一人を見ると、マンU所属もいれば、ACミラン、インテルミランという、世界に名だたるチームでやってる(しかもレギュラーかセミレギュラー)メンバーがいるにも関わらず、この体たらく。日本代表っていつからこんなに不甲斐なくなっちゃったの?
ま、せめてもの慰めは、前回覇者のスペインも、強豪イングランドもGL敗退だったということだけ、かな。

さて本題。
俺自身はサッカーにはあんまり興味がなくて、W杯も結果を見る程度。むしろ今の時期、ウインブルドンの方が気になる。
昨日の日本時間夜10時、杉田祐一vsフェリシアーノ・ロペス(スペイン)戦がWOWOWで放送されてたので、ついつい見てしまった。
杉田はグランドスラム大会(以下GS)は初出場。世界ランキングは145位。一方のロペスは、2002年以来50回以上連続でGS大会に出場しており、今大会も第19シード。世界ランクは26位。
ハッキリ言って、錦織クラスの選手なら、ロペスなんかまず相手にならないんやけど、なんせ杉田は初めてのGS、ランキングの差は天と地ほどある。どういう試合展開を見せるのか楽しみに見始めた。
第1セットの第1ゲーム、杉田のサーブで試合開始。身長174cmの杉田のサーブは、世界TOPクラスの中ではお世辞にも速いとは言えない。200km/hはおろか、170~180km/hがせいぜい。ただ、コースがイイのか、案外簡単にポイントを取っていく。初の大舞台に際して、非常に落ち着いているように見える。第1ゲームはサービスキープで先取。この時点で俺なんかは、「お、中々やるやん」と思っていた。これで少なくとも0-6は免れたワケやけど、それでもまだこの時点では、2-6ぐらいで第1セット取られるのかな、と思っていた。
続く第2ゲーム、ロペスのサーブ。ロペスは最近流行りのビッグサーバー。最初から200km/hオーバーを連発。速いだけじゃなくコースも良いので、ノータッチエースでゲームが進む。第2ゲームはラブゲームでキープされた。
ところが。
この後も、杉田は自分のサーブゲームは確実にキープしていく。ランキングも、シード順位も、遥か雲の上の存在のロペス(おまけに彼は、スペイン人にしては珍しく、芝のコートを得意としている)にガッツリ食らいついて行ってる。相変わらず、ロペスのサーブゲームは取れないものの、ブレークされることもない。
第1セット、いきなりからタイブレークにもつれこんだ。
テニスのルールを御存知ない方に説明しておくと、テニスは6ゲームを先に取った方が、そのセットを取る。GS大会男子シングルスでは、5セットマッチで、3セットを取った方が勝ち。で、お互いがサービスキープをし合って、ゲームカウントが6-6になった時点で、「タイブレーク」という決着方法に変わる。これは、最初は1ポイントでサーバーが変わり、以降2本ずつサーブを打ったら交代するという方法。で、7ポイントを先取した方がそのセットを取るというもの。このタイブレークでも6-6になった場合は、2ポイント差が付くまで続行する。普通、今回のロペスvs杉田のように、力の差がある選手同士の対戦では、タイブレークにもつれこむことすら珍しい。

で、このタイブレーク、最初は杉田が優位に進めていたが、後半一気に畳みかけられて、それでも6-8の接戦にもつれこんだが、第1セットを落とした。

続く第2セット。
惜しいところで第1セットを落とした杉田は、意気消沈しているかと思った。実際、第2セット第2ゲーム、杉田のサービスゲームをロペスがブレーク。このままずるずると行くのかと思いきや、その後、ロペスのサービスゲームをこの試合4度目のブレークチャンスでようやくブレークバックに成功し、またそこからサービスキープが続く。そして、このセットもタイブレークへ。ただ、ここでも6-8で押し切られ、2セットダウンとした。

第3セットに入っても、杉田は大崩れすることがない。逆に、第1セットでは微動だに出来ず、ただ見送るしかなかったロペスの1st.サーブも、段々返せるようになり、またロペスのミスも手伝って、「なすすべなし」の状態ではなくなってきている。逆に、杉田の方は、球速こそないものの、コースを上手くついて、サービスエースを取っていく。2セット目まではエースの数で半分ぐらいしか取れていなかったのが、第3セットでついに追いつく。その数、18本対18本。改めて、サーブは速さだけではないんやなぁ、と思った次第。
そして第3セットはまた、お互いキープが続き、3度目のタイブレークへ。
1,2セットもそうだったが、タイブレークでも決して離されることはく、むしろ時にリードを奪うこともあった杉田だが、そこはベテランロペスの試合運びが非常に上手く、結局は3セットとも土壇場でうっちゃられた格好。

ただ、0-3のストレート負けとは言え、初めてのGS大会で、格上のシード選手に対して、3セットともにタイブレークへもつれ込んだのは、立派の一言。ストロークではどう見てもロペスより勝っていたし、その他もサーブ以外では全然引けを取っていなかったので、今後に期待。
8月に開催されるUSオープンも、予選からということになると思うけど、本戦まで入れれば、また期待できるな~と思わせる試合内容でした。


↑杉田祐一

↑ロペス
※昨日のロペスは、もっと短髪でした。

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