数値を基に表したグラフからはっきり分かった事がある。天候には余り関係なくかなりいい調子で痺れにも左右されずに朝の起床は迎える事ができる。これはとても有難い事である。寝ている間は恐らく意識無く横たわって自分の体内の活動だけが影響してくる筈だから、如何に落ち着いているかという事が分かる。先ず、始めが肝心で無理な姿勢では無く、如何に上手に起き上がる事ができるかに一日の成り行きがかかっていると言っても過言ではない。早朝は自分以外に影響を齎す人間はいない。飼い犬も寝ぼけているのか、じゃれついても来ない。おっと失礼! この小さな飼い犬は中々おつむがよろしい様で、考えながら接してくるの。何故なら、一日中付き合っていても確かに困らせない。もっとも昨年のクリスマスイブに逝ってしまった大型犬は驚くほど情緒があってこっちの状況を理解していた。何れにせよ、正に「お犬さま!」という事で始まったばかりの戌年には敢えてヨイショをしておこう。
こんな風に考えていると、人間、ひとりの時は自らの気分を如何様にもできる術を備えているようだが、人が一人増え、もう一人増え、更に一人と徐々に増えていくと平常心が保てなくなって体の中の安定感がふらついてくるのである。如何に「知らぬ存ぜぬ」を他人に知られずに通せるか、という事は大切だというわけだ。では、痴呆だと宣告されたら、心理状態がふらつく事はないのか? 本人のみぞ知るである。やっぱり何事も経験した人間に語って貰いたいものである。留学時代の豪州人の母親は実に利発な女性で、彼女の口癖は「アイ・ドント・ノウ、アイ・ドント・ケア!」で我かんせずを表向きには差し出して実に巧妙に他をコントロールするのであった。彼女の前には諍いという言葉が登場する事はなかった。家庭人としても社会人としても実にあっぱれな女性だった。若い頃に彼女との出逢いがあって、彼女を師と仰ぐ事ができる自分は幸せ者である。
こんな風に考えていると、人間、ひとりの時は自らの気分を如何様にもできる術を備えているようだが、人が一人増え、もう一人増え、更に一人と徐々に増えていくと平常心が保てなくなって体の中の安定感がふらついてくるのである。如何に「知らぬ存ぜぬ」を他人に知られずに通せるか、という事は大切だというわけだ。では、痴呆だと宣告されたら、心理状態がふらつく事はないのか? 本人のみぞ知るである。やっぱり何事も経験した人間に語って貰いたいものである。留学時代の豪州人の母親は実に利発な女性で、彼女の口癖は「アイ・ドント・ノウ、アイ・ドント・ケア!」で我かんせずを表向きには差し出して実に巧妙に他をコントロールするのであった。彼女の前には諍いという言葉が登場する事はなかった。家庭人としても社会人としても実にあっぱれな女性だった。若い頃に彼女との出逢いがあって、彼女を師と仰ぐ事ができる自分は幸せ者である。