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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

毬華ライブを見てきた

2010年02月18日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)
仕事を早く終えられたので、仕事後に毬華さんのライブを見に行った。


ともかく一度、毬華さんの正式なライブを見ておきたかったからだ。

「毬華」は、毬姐さんのボーカルと、ちゃっぴーさんのギターによる、デュオの名前である。


2人とも着物を艶やかに着こなし、昭和歌謡を歌う。

毬姐さんは、フリもにぎやかで、体全体で歌を演じるように歌う。この日のようなマイク無しでのライブでも、声が通る。

ちゃっぴーさんは、大柄な男性なのだが、女形のような華麗な容姿で達者にギターを弾きこなす。実は着物着付けの先生でもある。


一見して、ビジュアル的にも、そのコンセプトが分かりやすいし、こうして紹介もしやすい。
芯の通った方向性を持ってるユニットである。

こうしたユニットは、何かのきっかけで、ドーンと世に出そうな気がする。
これからが本当に楽しみなユニットなのだ。

服部良一の曲を十八番に、沖縄の歌、昭和歌謡全般が次々と飛び出す。
今は、あちこちの店で、昭和歌謡は密かなブームなので、毬華さんは今後あちこちから声がかかるのではないだろうか。
いや、そうなっていってもらいたい。


そういや、ちゃっぴーさんのギターを見せてもらって、びっくり。

なんと、1940年代もののマーチン000-28!
ヘリンボーン、ハカランダ。
ギターファンにとっては、拝みたくなるような一品なのだ。

少し弾かせてもらったが、すごく手になじむし、音が繊細で優しい。

ちゃっぴーさんのギターワークは、そのリズムの安定感もさることながら、なんといっても音や弾き方が優しくて、丁寧。
そんなちゃっぴーさんには、ビンテージ・マーチン000-28は、ぴったりのギターだなあと思った。

その優しい音に、毬姐さんの明るく通る声がのり、さらにフリが加わり、奏でられる歌は昭和歌謡。
しかも、あのビジュアル。
それが「毬華」というユニットの魅力だ。

ジャンルは決して「フォーク」ではなく、まさに「歌謡曲」なのだ。


きっと、大人数のお客さんの前で演奏したら、さらに艶やかさが引き立つと思う。

色んな人に見てもらいたいユニットだと思う。


この日、2ステージ、堪能させてもらいました。

艶やかで、楽しくて、時にしっとりとした、ライブだった。


・・もしも毬華さんが、自作曲を手掛けたら、どんな曲ができあがるだろう。

私は普段自作曲を演奏することが多いので、ついそんな興味を持ってしまった。

それもまた、今後の楽しみだね。


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