バス停「滝本」から袋田の滝までは歩いて10~15分ほど。
滝本で降りる客はほとんど「袋田の滝」に向かうので、ルートは間違えることはないと思う。
滝の近くには多数の飲食店があり、私が訪れたらけっこう賑わっていた。とはいえ、コロナ前に比べるとまだまだだ・・というのが現地人の感想。
もっとも、コロナのせいでひところは全然観光客は途絶えてしまい、土日以外は閉めていた店は多かったらしい。
その頃に比べたら、上向きなのだろう。よかったね。
さて。いざ滝の音が聞こえてくると、いきなりつり橋が現れた。そこからは滝坪が見えた。
とはいえ、さすがに大きな滝ゆえ、とても全景は見えない。
↑ 袋田の滝の直前に現れたつり橋。さあ、日本3大名瀑の袋田の滝とのご対面はもうすぐだ。
↑ お、いよいよ袋田の滝の登場だ。ここは滝つぼあたり。まだまだこの風景は巨大な滝の一部でしかない。
入場料を払い、トンネルをくぐり、展望台・・ならぬ「観瀑台」なる場所に向かう。
この観瀑台は何階層にも分かれており、巨大な滝を様々な角度から見ることができた。
↑ 観瀑台から滝つぼを見下ろせば、さっき渡ったつり橋が小さく見えていた。けっこう高い。
↑ せっかくなので、滝つぼアップ。流れる水は、いつか海にたどり着くのだろう。案外滝壺のあたりは、水面は穏やか目に見えた。
↑ 滝の下部から見上げる袋田の滝。水の流れは、白糸の如し。
↑ これだけ長さがあって、横幅もあって、起伏に富んでいれば、水は落ちてて楽しいのではないか?
↑ 観瀑台は滝の至近距離にあった。なので、こんなに間近に見えた。迫りくる巨大滝。
↑ このアングルなら、観瀑台がいかに滝の近くにあるかがわかりやすいだろう。すぐ目の前だ。
さすがに「日本三大名瀑」のひとつとして数えられる袋田の滝。でかい。
日本三大名瀑といえば、「華厳の滝」「那智の滝」そしてこの「袋田の滝」のことをいう。
華厳の滝は、もちろん日光にある著名な滝で、三大名瀑の中ではもっとも有名な滝であろう。
高さは97メートルもある。
那智の滝は和歌山の滝で、熊野古道観光の一環としても行ける場所。落差133メートルを誇る。
そして袋田の滝は高さは120メートルで、大岩壁を4段に落下する。三大名瀑の中では知名度では華厳の滝や那智の滝ほどではないかもしれないが、幅が広く、高さもある滝が4段に別れて落ちてくる様は圧巻であり、しかもその様を至近距離で見ることができるので、迫力は満点だ。
「日本三大名瀑」と呼ばれ、日本を代表する滝のひとつであるのは、伊達ではないのだ。
華厳の滝や那智の滝とは違った凄さがあった。今でも有名な滝ではあるが、日本を代表する滝のひとつとして、まだまだもっともっと知られてほしい。
↑ 観瀑台にはエレベーターがあり、上の階に上がってみれば、高い位置から見下ろせるぞ。
↑ ほんと、水の流れる地形は、天然の階段すべりだいの如し。華厳の滝とも那智の滝とも違う良さがあった。
↑ 滝への距離が近いもんだから、迫力があった。
ちなみに、観瀑台に至る「観瀑トンネル」には、様々な光の演出が施され、けっこう幻想的な景観を楽しめた。
次の年のエトにちなんだ影絵みたいなものも多数飾られており、風流だった。
なにやら、ちょっとした美術館にいるような幻想的なトンネルだった。
↑ 観瀑トンネルの中は、鮮やかにライトアップされていて、幻想的な空間だった。
↑ このトンネルを掘るのは、大変だったのでは・・・?
↑ 観瀑トンネルの中は、ちょっとした美術館のようでもあった。
↑ 来年の干支にちなんだ影絵(?)。風流。
トンネルの途中には「恋人の聖地」のモニュメントも設置されていた。
こりゃ若いカップルを意識してるのかな(笑)。
↑ 「恋人の聖地」と書かれたプレートと、モニュメント。若者よ、良い恋愛してますか?
さて、観瀑台から降り、観瀑トンネルをくぐり、にぎわう土産物屋通りに出て、私は近くの飲食店で名物の「けんちんそば」を食べ、昼飯にした。
この後は「月待の滝」にも足を伸ばす予定なのだが、場所が離れているので、タクシーを呼ぶことにした。
バスと電車の乗り換えでも行けるのだが、時間的なロスを防ぎたかったのもあったし。
この旅行記の次回は、ポエムのような風流な名前の「月待の滝」が登場する。
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