時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

暫定税率の暫定撤廃、そして車。

2008年05月06日 | 日々の、あれこれ
たまには、こんなネタで日記を。

ガソリン暫定税率がまた復活。
先月一ヶ月は、「暫定撤廃」だったんだね(笑)。

私はとうの昔にマイカーは処分してしまった。我が家の近くは駐車代が高いし、だいいち都心じゃ、車で移動するよりも電車移動の方が早い。時間も読める。
だから、都心じゃ車は必要ない・・と判断した。

まあ、そのおかげで、今ではペーパードライバーになってしまったけど。

旅先で、よほど必要な時にレンタカーを借りて運転するくらいだ。
レンタカーを借りるのは、たいがい離島で、だ。

離島って、道がシンプルである場合が多いし、島には外周道路がある場合が多いから、いざとなれば外周道路に出てしまえば、なんとかなる。
信号も少ないし、人も少ない。道はすいてる。
また、景色がいい場合が多いので、運転してて楽しい。


だが、都心じゃ、そうはいかない。
人は多いわ、道は混んでるわ、信号は多いわ、標識だらけだわ、景色は味気ない場合が多いわ、駐車場には困るわ、駐車代は高いわ、その他。
いやはや、ロクなことはない。


仕事などでやむを得ない場合は仕方ないが、プライベートでは、都心での普段は、車はなくてもいい。

だから、正直言うと、ガソリンの暫定税率は、車を持ってない今の私にはそれほど影響はない・・と言われそうではある。だが、ことはそう単純ではない。
それが原因のひとつで色んな物価が上がってる面があるので、厳密には暫定税率は車を持ってない人にも影響はあるのだ。

とりあえず、まずは「暫定」という名前が姑息でイヤ。
結果的に「恒久」になってしまってる。入れる時に世論をかわしやすくするために「暫定」なんて言い方をした印象を持ってしまう。
まあ、導入したころと、今では社会状況も違うしね。


地方としては、財源は必要なのだろう。
だとしたら・・・
税金の行方、使われ方をもっと透明にしてほしい。

これこれ、こういうことのために、いくら使われるか。
そういう「税の使われ方の透明化」をちゃんとやらなくちゃ。税を払わないとは言ってない。必要なら払う。
だが、自分が払った税金が、どういうふうに使われてるか知りたい。必要とされてるところにちゃんと使ってほしい。無駄なことのために、払うのはいや。
曖昧さは、政治には必要悪の場合があるのはわかるが、明確化が必要な部分もあるのだ。特に国民に負担を強いる場合は。
その点、めりはりが足りなすぎ。

また、暫定税率を当てにしての事業計画ってのも、問題があると思う。
そんな体質だと、また将来暫定税率の期限がきれる頃には「暫定税率、継続を!」と騒ぎだすのは明らか。
つまり、そんなやり方をやってると、いつまでたっても「暫定」は「恒久」であり続けるだろう。
それでも「暫定」?


無駄遣いが今、さかんに批判されてるから、あからさまな無駄遣いはしばらくやりづらいだろう。
でも、きっとまた、年度末になると、道路の無駄工事・・舗装の心配のなさそうな道を掘り起こす工事をし、渋滞をまき散らすんだろうね。もらったお金は使いきらなきゃいけない・・というものではないだろうに、そんなシステムになってしまっている現状が問題。

ともかく、今の税のシステムは不公平であり、不透明すぎる。
公平を装った不公平・・・そんな側面もある。

一部の業界には都合がよくて、そこには何か裏がある・・と勘ぐられてもしかたない。
逆に、違う業界・・例えば運送業界にとっては冷や飯もいいところだろう。
なんでこうも特定の業界に都合よくいくんだろう。
日本にあるのは土建業だけじゃないのに・・。
ならば、私のいる業界も優遇してよ・・・と言いたくなる人は多いだろう。
「業界差別だ」と言い始める人もいるくらいだ。

いっそ、日本人全員が土建業になったらどうなるんだろう(笑)?



税金をとりたいのなら、国民の納得がいく「改革」とセットにしなくちゃ。
現状維持のために、やみくもにとろうとしても、説得力が足りない。


それにしても、先月一ヶ月の「暫定という名の恒久税率の暫定撤廃」は、いったいなんだったんだろう。
与党も野党も、互いに意地をはってるだけのような気が・・。

建設業界をそんなに大事にするなら、建設的な改革もやってもらわなきゃね。



今、自然破壊の問題が強く言われているが、今の状態で土建業に仕事を与えることが政治的に優先されていると、自然破壊は更に進んでしまうんじゃないかと心配。
医療問題のほうが今は切実だと思う。もちろん年金問題もね。


でも、土建業に従事してる人にも生活はある。
必要な道路はつくったほうがいい・・というのは、私もあちこちの地方を旅してるので、ある程度は分かるつもりだ。
たとえば、四国に行った時などに、それを強く感じたし。

だが、収入のために「必要のない道路」を作る場合は・・・・そういう道路を作るかわりに、自然再生、自然復活のための事業を土建業にやってもらうわけにはいかないのだろうか。
これまでさんざん自然を壊してきたのだ。今度は再生させてあげてもいいじゃないか。

かつて倉本聡さんが、印象深いことを語ってた。感銘を受けた覚えがある。
その言葉とは・・

「自然は、壊そうとすると牙をむいて襲いかかってくることがあるが、再生させようとすると、力を貸してくれるんだ」。

こんなニュアンスの言葉だったと思う。

どうです、土建業の皆さん。この言葉に仕事のチャンスは何かありませんか?
土建業の将来のあり方のためにも。

年度末に予算使い切りのために、無駄な「道路の掘り起こし」をやるくらいなら・・・。

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