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小学校、中学校、高校の頃、それぞれの時代に、修学旅行はあった。
行き先はおぼろげに覚えているが、どの宿に泊まったかまでは覚えていない。
そんな人は多いのではないだろうか。
私も基本的にはそうだ。
だが、3館だけ、宿の名前を覚えている。
そのうちの1館の名前を先日、今現在その館がどうなっているのか、あるいはどんな宿だったのかをネットで調べてみた。
すると・・。
近年までは営業していたのだが、今では閉館されて、廃墟になっていることがわかった。
ネットでは、その宿の廃墟ぶりを調べた・・・というか、ユーチューバーが現地におもむいて現地を検証(?)した動画も見つかった。
小学校の頃に泊まった時には気づかなかったが、その宿はかなりの高級旅館であったことがわかった。
閉館になったのは2008年らしい。
今ではすっかり廃墟になったその宿を映した動画、見てると色んな思いが頭をよぎった。
「こんな宿だっけ???」
「すっかり廃墟だな・・・・」 ほか。
私が小学校時代に泊まった頃のその宿の外観はまったく覚えていない。
私が覚えているのは、部屋の窓からの景色。
庭もおぼろげに・・かすかに覚えている。
あと、その宿に向かう道を級友たちと歩いている時、道の隅っこにヘビがいたこと。
あと、宿の名前。
部屋で、級友たちと怪談話大会をしたこと。
枕ぶつけや布団むしもやったかもしれないが、さすがにそこまでは覚えてない。
それぐらいだ。
多分私が小学校の修学旅行(林間学校?)で泊まった時の外観と、今現在廃墟として残っている外観とは違っているとは思う。
途中で改装などもしてたと思う。
なんでも、これまでの経過の中で、一度廃業して復活し、そしてまた今廃業中になっているようだ。
オーナーが金策で失敗して倒産し、その結果金融機関にも影響が出て大問題になり、現実問題としてもう復活は難しいだろう・・・とのこと。
となると、今の廃墟は、今後どんどん朽ち果てていくしかないのだろう。
今現在はまだそれなりの外観を残しているが・・。
廃墟というものは、時間の経過と共に、あらぬ噂をたてられることがある。
よくあるのが、心霊スポット化の噂。
この宿も、いずれそんな噂がたてられるのだろうか。
病院もそうだが、旅館にしても何にしても、人が多く集まった建物の廃墟には、その建物が現役だった頃にいた人たちの色んな思いが残されていたりするから。
近年・・まだその宿が営業してた頃、一泊が数万円もする高級宿だったらしいが、私が小学校時代に泊まった頃はいくらぐらいだったのだろう。
まあ、修学旅行だったから団体なわけで、団体割引はきっとあったのだろう。
言えることは、個人単位では中々おいそれとは泊まれない相場の宿だったということ。
私の通った小学校は、そんな高級な宿をとっていたのか。
私の通った小学校は、決してブルジョア学校じゃなかったはずだが(笑)。
そんな宿を選んだのは、もしや・・・先生方が、たまには高級宿に泊まりたかったのかな(笑)。
なんにせよ、ちょっと前までは営業していたのだ。
宿泊料金が料金なので、私が自分の個人旅行でその宿を予約するとは思えないが、営業しているうちに、一度立ち寄ってはみたかったかも。
そうしたら、宿の前に着いた時に、「ここが私が小学校時代の修学旅行で泊まった宿か・・」なんて思ったりしたのかもしれない。
貴方が学生時代に修学旅行などで泊まった宿の名前、覚えていますか?
そして・・
その宿は今も健在ですか?
なお、写真はその宿と関係ありません。あくまでもイメージです。
私も、小学生・中学生時代に修学旅行にて宿泊した施設の名前は憶えていますよ。
高校時代は、スキー修学旅行だったため、会津磐梯山の麓(ふもと)にある宿泊施設で、名前は完全に忘れています。
中学生時代に宿泊したホテルは、当時から20年後、家族旅行で、その前を通りがかった時、本当に感激でした!
「今となっては遠くなってしまった、あの日々、私たちが修学旅行で宿泊したホテルは今でも健在だったんだ!!」
喜びの余り、お父さん・お母さん・妹を前に少し浮かれていましたよ(笑)
外観も名称も全く変わらず、当時のまま…。
今改めて、私も修学旅行で宿泊した旅館やホテル、近況を知りたくなりました。
健在であれば、やはり吾が事のように嬉しいですよね。
耐震基準が違うでしょうし、建て替えはしてるだろうと思ってました。
案の定、建て替えはされてましたが、さらにそれが廃墟になっていようとは!
とりあえず、昔と同じ名前で、たとえ廃墟であろうとも、かろうじてまだ残ってるのは、まだマシなのが、あるいは廃墟になってるくらいなら、跡形もなく消えていたほうがよかったのか、、、。
寂しさはありました。
なので、鮎川さんが子供の頃に泊まった宿が今も健在であったことの喜びは、わかりますよ。