時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

あやしさと普通さのボーダーライン

2016年09月12日 | 日々の、あれこれ

一昔、マスクをして街を歩いている人がいると、私は2種類の感想(?)を持った。

 

1種類が「風邪ひいてるのかな」。

で、もう1種類は「アヤシイ人だな」。

 

マスクしている人が、マスクごしに軽く咳でもすれば、「やはり風邪なんだな」と思い、なぜか安堵みたいな気持ちを持った。

いや、この場合、「安堵」というのも変だけど。

 

だが、咳をするわけでもなくマスクをして、しかも帽子でもかぶってられたら、あやしさは更にアップし、少し引いてしまった。顔を隠したい理由が何かあるのだろうと思って。

 

両者を比べた場合、昔はマスク人の大半は風邪ひきさんだった。

あやしいマスク人は、めったにいなかった。

 

なので、マスク人というと風邪ひきさんの人というイメージは強かった。

 

だが、最近は風邪でもないのにマスクをして歩いている人は増えた。

それは花粉症というものの存在がすっかり浸透したのが大きいかもしれない。

花粉症対策でマスクをしている人が増えた結果、風邪でもないのにマスクをしている人がいても、あやしいとは思わなくなった。

 

今では、花粉症の季節じゃなくても、マスクをしている人はけっこう見かける。

マスクをして街を歩く人が増えたおかげで、昔ほどあやしいという感覚は持たなくなった。

 

ただ、帽子をして顔の上部を隠し、さらにマスクで顔の鼻以下が隠れていると、顔は目だけが露出している状態になり、その人の情報量が目しかないので、はたで見る分には意識が目だけに集中する。

すると、たいした意図のない目の動きであっても、あやしく感じてしまうことがある。

マスクだけなら今時は珍しくもなんともない。だが帽子がそれに加わると違う。

 

これで・・・さらにサングラスでもしていようものなら・・

 

帽子&サングラス&マスク・・の3点セット状態だと、顔そのものが隠れていることになる。

これはもう仮面だ。

 

これは・・今でもけっこうあやしい。

 

 

仮面というと、ヒーローには昔から今にいたるまでたくさんいる。

ドラマや漫画やアニメに出てくる仮面は、正義が多い。だからあやしくは感じないけど、もしも現実世界に仮面をした人がいたりすると、これは相当あやしいし、素性を疑ってしまいそうだ。

プロレスの覆面レスラーみたいな存在の人でない限り。

 

 

ドラマや漫画やアニメの世界の中の一般人たちは、正義の覆面マンや仮面マンを見てもあやしいとは思わないだろうが、現実世界の一般人たちの間に、仮面マンが現れたら・・引いてしまうと思う。

 

それは、その仮面マンが正義の人であるという保証はないからだ。

というか、現実世界で仮面で顔を隠す人は、犯罪人である場合もままある。

防犯カメラなどに、コンビニ強盗みたいな人が写っている映像を見ると、仮面や覆面で顔を隠している人がいるから。

 

 

帽子とサングラスとマスクで顔全体を覆っている人も、それに近い印象を持ってしまう。

というか、その3点セットだと、かえってあやしまれて目立ってしまう気もする(笑)。

 

隠し過ぎると・・かえって目立つということだね。

 

まあ、さすがに帽子・サングラス・マスクの3点セットの人は・・めったに見かけないけれど(笑)。

 

 

 

あ!!!

 

その3点セットよりも、さらに「隠し度」が高い格好がある!

 

それは・・

 

着ぐるみだ・・。

 

着ぐるみにいたっては、顔だけでなく、服装も分からないし、体型も分からない。。

へたすれば身長も分からない。

 

もしも動きやすい着ぐるみがあったら、一番あやしく見えるのは、着ぐるみかもしれない。

 

だが・・着ぐるみは、たいがいなにかのアトラクションがらみだったりするので、一般的にはあまりあやしいという感覚はないかもしれない。

でも、もしも着ぐるみで犯罪を行う人がいたら・・・これは相手の情報がまったく分からないから、捜査するとなると苦労しそうではある。

でも、考えてみれば、着ぐるみというのは大概大きい。しかもかなり目立つ。半端なく目立つ。

しかも、それを保管しておく場所も必要になる。着ぐるみを着ている時の相手の情報量は極めて少ないが、着ぐるみ自体の目立ち度がマックスクラスなので、やはり犯罪には不向きだ。

着ぐるみの場合、動きにくさという問題もあるし。

 

そうなると・・仮面ライダーに出てくるショッカーみたいな服装がもっともあやしい。

動きやすさは普通の服とあまり変わらなそうだし、顔も大半が隠れている。

 

ただ、これまた目立ち度は相当なものではある。

 

人ごみの中に紛れ込みやすく、動きやすく、顔を隠せることができ、あやしさがあっても「ほどほど」の部類となると・・帽子とマスクの2点セットか。

これにサングラスが加わると、かえって目立つことになりそうだし。

 

そういう意味では、帽子とマスクの2点セットが、あやしさと普通さの中間で、まぎらわしいのかもしれない。

 


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