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楽しみにしていたミュージシャンのライブに行った時などのこと。
早めに会場に入り、出演者がばっちり見える指定席に座れた・・・と思ったら、自分の前の席に、後からやたら背が高い人が座ってきたりすると、見れるはずだったステージが見えにくくなることもある(笑)。
で、その人にしても、その人の前の席に背の高い人がいて、その人がライブの進行に合わせて左右に体を動かすと、その人はその人の前の席の人と逆の動きを左右に始める。
すると、その人の後ろの席に座っている私は、自分の前の席の左右の動きとは逆の動きをすることになる。
そうしないと、前の人の頭が邪魔で、ステージがよく見えないからだ。
これは、コンサートでのアリーナ席などは日常的である。
また、アリーナ席で座ってコンサートを見ていたいのに、ライブが盛り上がり、特にノリノリの有名曲・看板曲などを出演者がやろうものなら、座ってた客がどんどん立ち上がりだす。
前の人が立つと、その後ろの席の人はステージが全く見えなくなる。
座った状態で見えている光景は、立ち上がっている前列の席の客のお尻である。
お尻を見るためにコンサートに来たわけではないし、だいいちそのままだと肝心の出演者が見えない。
仕方なしに自身も立ち上がるしかなくなる。
だが、こうなると、今度は自分の後ろの席に座ってた人が出演者を見えなくなる。
すると、自分の後ろの席の人も立ち上がる。
で、このような状況が更に後列の客にも同じことがおこっていく。
結果、皆が総立ち状態になる。
まるで逆ドミノ状態だ。
こういうことは、会場のあちこちで起きている。
ライブ、あるあるなのだ。
私はライブによっては、本当は立ち上がらずに座ったままじっくりライブを見ていたいのに、前の人たちが立ちあがるものだから、そのままでは前が見えなくなるので仕方なく立ち上がるということはけっこうある。
案外、そういう人、いるんじゃないかなあ。
よくライブでは、その盛況ぶりを「場内総立ち」なんていう言葉で表現される場合はあるが、案外上記のような理由で「立ち上がらずを得ない」状態になってしまって、客が総立ちになってしまう場合も・・・あるのではないかと思っている。
やはり、前が見えなくて、演奏者はおろかステージすらも見えない状態では、なんのためにライブを見にいったのかわからないものね・・。
もちろん、前列の人が立ったからという理由ではなく、自らの意思で立ち上がってしまう場合もあるけどね。特に終盤にノリノリの看板曲が演奏されたら。しかも、それが自分の大好きな曲だった場合は。
ただ、自分の前の席の人は座っているのに立ち上がるのはなるべく自重している。
自分の後ろに座ってる人のことを考えると。
だが、例外もあった。
実際、ステファン・グラッペリの日本公演を見にいった時、私の席はなんと最前列だったことがあった。
最前列の私が立ちあがったら、逆ドミノ状態で後ろの席の人もどんどん立ち上がっていってしまう可能性がある。
なので極力立ち上がらないようにしてたのだが、全ての演奏が終わった時、私は感極まって立ち上がってグラッペリに大きな拍手を送った。気持ちを伝えたくて。
その直後、場内の観客もスタンディングオベーションになったのは言うまでもない。
この時などは、すべての演奏が終わった後だったので、私は立ち上がるのになんのためらいもなかった。
そういえば以前、ブライアン・ウィルソンの来日公演を見に行った時、後半になってノリノリの有名曲を連発した時、場内が総立ちになった。
ところが、数曲その状態が続いた後、ブライアン本人が「皆、座って。座って。(もちろん英語で言った)」と、総立ちになった客に座ることを促したことがあった。ジェスチャーを交えて。
で、やりはじめた曲が「じっくり味わう」タイプのバラード系の曲だった。
やはりそういう曲は、総立ち状態では聴きたくないもの。少なくても私は。
静かな曲なのに、総立ち状態で見ていると、客である私としては手持無沙汰みたいになってしまうこともあるからなあ。
出演者が客に座ることを促してくれないと、いったん立ち上がった群衆は、その後のライブをずっと総立ち状態で聴かざるをえない場合もある。
なので、ブライアンが客に座ることを促してくれた時、正直私は助かった。
なので、「場内総立ち」という表現でライブの盛況が伝えられた時、「本当は座ってじっくり見たかった客もいたんじゃないかな」なんて思うことが私にはある。
若い頃はそれなりに大物って呼ばれる海外ミュージシャンの公演に行ってたんですけどね。
なんと言うか、チケットが入手しやすい環境で仕事してただけで、自分的にはあまりなじみのないジャンルが多かったですね。基本的には友人(もちろんほぼ女性・・笑)と行ってました。
あの頃(80年代半ば頃)、いわゆるオールスタンディングの公演も多かったように記憶してます。
高校生の頃行ってたフォークのコンサートなんかおとなしいもんでしたね、みんな着座してて。ノリのいい曲の時も立ち上がる人もいなかった。せいぜい歓声上げたり、座ったまま手を振り上げる位でした。
そう言えば当時、映画で海外のミュージシャンのライブを扱って作品が結構あって観に行ってましたね。
ストーンズとかザ・バンドとか、ウッドストックとか、大体会場が野外だったりスタジアムだったりで、数万人の観客たちの熱狂の凄さに度肝を抜かれました。
現在のライブがどんなものかなんて想像もできませんが、私は部屋でコーヒー飲みながらスタンダードのジャズでも聴いて秋の夜長を過ごす事にします。
今でも行きたいライブはあるんですが、外タレの来日公演のチケット代が最近はかなり高くなっており、よほどじゃないと行けなくなりました。
捨丸さんは、チケットが入手しやすい環境で仕事をされてたんですか?
それは羨ましい!
私もそんな環境で仕事をしたかったです(笑)。
オールスタンディングのライブは、すっかりオッサンになってしまった私にはもうつらいです。
何年か前に、ボブディランがなんとライブハウスで来日公演をやったことがあったんですが、いくらディランでもオールスタンディングは私には辛かったので、その来日公演は諦めた覚えがあります。
フォーク系のライブは、ロック系よりはおとなしいかも。少なくても全曲総立ちなんてことはないですね。
海外のミュージシャンのライブ映画は私もある程度見ました。
レッドツェッペリンやバングラデシュ・コンサートやザ・バンドのライブ映画は印象に残ってます。
特にレッドツェッペリンやザ・バンドは、生では来日公演は見れてないので、貴重でした。
ウッドストックのような屋外コンサートだと、客はトイレに行くときは大変だったろうな‥なんて思ってました。
おおものの海外ミュージシャンのコンサートはかなりの確率で彼らが参画してました。
そのせいでチケット持ってたんですよね。彼らが行けないとか好きじゃないミュージシャンのチケットに関しては、気軽にくれましたよ、タダで(笑)
私もロック系とかあまり得意じゃないですが、知人(女性だす)のためにチケットもらって行きました。
スタッフの興味のないミュージシャンと、捨丸さんの興味あるミュージシャンが違うと、いやあ旨味がありますなあ。
大物のベテランミュージシャンだと、若いスタッフは興味がない場合はあると思いますので、ある意味狙い目かも!
羨ましいです。
色々と浮かれてた職業も多かったのですが、広告代理店、しかも大手の社員だとその代表格でしょうかね。
私のいた職場に出入りしてた若い営業の子たちも「こいつら仕事してるのか?」的なのな浮かれ小僧がたくさんいました。
話といえば「某アイドルと食事した」とか「某グラビアアイドルの子達と合コンする」とか「欧州の某メーカーのスポーツカー」買った!」とか・・・まあ、休みもなく二徹三徹当たり前の仕事をしてた私達にとっては、羨ましいやら腹立たしいやら。
そんな話の中に件のチケットの話が出てくる訳です。
予算はあるけどとにかく無茶苦茶なスケジュールで仕事持ってくるもんだから、そのお詫びにって感じでチケットくれる訳です。
そうそう、うちに来てた営業の子達は海外のミュージシャンよりも日本のアイドルとかグラビアモデルが好きだったみたいで、とにかく一般ルートでは取れないような席のチケットをホイホイくれました。
スポンサーの関係者席なんてファンからしたら夢のような席ですもんね。相撲で言えば砂かぶり?(笑)
もらったチケットはもちろん有効に使いました。いえいえ転売なんぞせずちゃんと観にいきましたよ、当時お付き合いしてたお姉様方と(笑)
なぜ皆あんなに浮かれてたんだろうなんて思います。
そういや、日本の会社が、アメリカの大きなビルなどを買い取ったなんて話しもありました。
私はバブルとは無縁の生活と仕事でしたから、あまりバブルの恩恵は感じなかったですが、贅沢三昧してる友はいました。
羨ましさを感じたのは確かですが、その反動がいつか来そうで危うさも感じてました。
その後その予感が当たってしまうとは‥。
私のイメージでは、国内アイドルよりも、大物外タレのチケットの方が入手困難に思えてたんですが、国内アイドルのチケットも取るのは大変だったんですね。
まあ、今では国内ミュージシャンのチケットのほうが入手困難なケースは日常になってるみたいですが。