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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

新ウクレレ大図鑑  by  関口和之

2012年04月24日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

関口さんといえば、サザンのベーシスト・・という紹介をされることが多いし、その肩書きで覚えている方も多いことだろう。

だが、今はもう、ウクレレの伝道師という紹介のされ方でもいい。

これは、「新ウクレレ大図鑑」という、ウクレレの図鑑である。

関口さんが著者。

「新」というぐらいだから、関口さんは過去にもウクレレ図鑑を発表してきているし、私自身持っている。

 

この本は、紙質はいいし、オールカラーだし、ウクレレの紹介、写真、イラスト、ウクレレの仕組み、対談、・・などなど盛りだくさんな内容で、ホント見てるだけで楽しい。

1ページ1ページをめくって眺めてるだけでもハッピーな気分になってくる。

 

今は静かなウクレレブームなのだろうか、ウクレレを扱う店は増えているように思う。

また、ギターの個人ビルダーでもウクレレを制作している人は増えた。

普及版もあれば、高級版もあり、ホント、選択の幅は広い。

私が十代の頃なんて、楽器屋で見かけるウクレレは、あまり高級なものはなかった。

確か・・3000円くらいのウクレレを高校時代に買ったことがあるが、当時は高級ウクレレなんてあまり見かけなかった気もする。

まあ、探せば、高級ウクレレもあったのかもしれないが、少なくても今ほどじゃなかったはず。

 

ウクレレという楽器そのものは、昔から日本でも認知度の高い楽器だったし、愛好家もいた。

日本人にとっては、やはり牧伸二さんをはじめとするウクレレ漫談でもお馴染み。

でも当時のウクレレは、小道具的な存在感が強かったようにも思う。

あるいはギターの代理・・みたいな。

でも今は、本格的な楽器としてウクレレが捉えられてきている。

ハワイの名奏者ハーブ・オオタさんのビデオを私は持ってるが、そこでのウクレレは、ギターに一歩も引かない表現力を持った楽器である。

そんなウクレレ名奏者が紹介されつつも、ウクレレの醸し出す「昔ながらの親しみやすさ」のイメージも健在で、それらが広くウクレレが愛されてる要因かもしれない。

それには、関口さんも大いに貢献している。

この図鑑は、関口さんの「ウクレレ愛」がヒシヒシと伝わってくる内容になっている。

先にも書いたが、ともかく見てて楽しい。

この図鑑を見れば、まだウクレレをやったことがない人は、やってみたくなること、うけあい。

ウクレレをすでに持ってても、やや片手間的な扱いをしている人にとっては、よりウクレレを追求してみたくなるだろう。

 

私は、十代の頃に買った安物ウクレレは今はもうないが、代わりに中古で買ったマーチンのウクレレを持っている。

だが、そのマーチンウクレレは、引っ越しの際にトップにヒビが入ってしまっている。

なので、普段ソフトケースにしまったまま、あまり弾く機会がない。

せいぜい、レコーディングの時に使ったぐらいだ。

 

でも、この図鑑を見てると、またウクレレを引っ張り出してきたくなる。

 

いつか・・・ハワイのカマカ社製のウクレレが1本ぐらいほしいなあ。

高くなくていいから。

 

 

 

 

 


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