先日、2か月ぶりに某店で、自己満足企画「埋もれた自作曲の蔵出し」をやってきた。
この個人的な企画も、今回で9回目になった。
1回目からこの9回目まで、一切かぶりなしの選曲で来ているのだが、かぶりなしではまだまだ行けそうなので、我ながらいかに「埋もれ曲」が多いかを実感している。
というか、作品にこだわらなければいくらでもできるのだが、さすがにある程度完成していて、なおかつ「一度歌っておきたい」と思える曲じゃないと選ぶ気はしないわけで(笑)。
じゃないと、選ぶのも楽しくないし。
いつもは3~4曲やるのだが、今回は2曲。
やった曲は以下の通り。
1、雪の声がする 作詞・曲 だんぞう
2、パイナップルの夜 作詞・曲 だんぞう
「雪の声がする」はけっこう自分でも気にいっている曲で、完成までかなり時間がかかった曲。
というか、アレンジやメロディは若い頃に浮かんだものだ。確か、一気に浮かんだと思う。
浮かんだ頃に歌詞も書いたのだが、どうも不吉な内容の歌詞になってしまった気がしたので、その歌詞はボツにしていた。
ちなみにボツになったバージョンは、タイトルは「本能の声」で、内容は自殺をしようとしていた主人公が、本能の声で自殺を思いとどまる・・そんな展開の歌詞だった。
だが、ボツにしたのはいいけど、代わりの歌詞が中々浮かばなかった。
結局、歌詞が完成したのは、メロディが浮かんでから20年以上かかってしまった・・。
まあ、苦労しただけに、愛着もある。
この曲は本来ならバンドでやりたい曲だ。
バンドなどで頭の中にあるイメージ通りのアレンジでやれたら、かなり感慨深い気持ちになると思う。
アコギ(エレアコ)、エレキ、ベース、ドラムス、ピアノ、キーボードストリングスなどの基本編成に加え、サウンドエフェクト(特に風の音)、チェロ、分厚いコーラス・・・なども加えたら、イメージ通りになるのだが、イメージ通りに実演するのは現状では中々難しい・・。
現状ではアコギでアレンジの省略バージョンでやるしかないが、それでもいつか正式に披露してみたい1曲ではある。
ちなみに、歌詞はこちら↓
http://homepage2.nifty.com/oborokage/yukino-koehtml.html
「パイナップルの夜」、これは20代の頃に作った曲で、ほぼ同じ歌詞に2種類のメロディがついている。
1種類はややアップテンポの曲調。
で、もう1種類は、のんびりゆったりした、おおらかなタイプ。
その2種類は、それぞれメロディは違うが、どちらも共に能天気でハッピーな曲。
前者のアップテンポバージョンは、手拍子でも入れて楽しくやりたい感じ。
ただ、今回歌ったのは、後者の「のんびりゆったりしたタイプ」のバージョンの方。
これはスチールギターでも入れて、ハワイアンみたいなサウンドで、ゆるい感じでやりたい曲。
歌詞はネット上ではまだ未公開のまま。
「パイナップルの夜」の2タイプのうち、リズミカルなバージョンの方はあまり気に入っていないので、現段階ではボツのまま終わりそう。
今回歌った2曲は・・考えてみれば季節的には正反対のタイプの曲。
「雪の声がする」は、タイトル通り冬の歌。スキーに行った時のことがインスピレーションになってできた曲。
一方「パイナップルの夜」は、トロピカルな赤道の島のイメージで、夏系の歌。
季節的なタイミングでは、今このネタを書いてる時点は、夏に向かう時期。
なので「雪の声がする」は季節外れな歌ではある(笑)。
こういう、季節の色が濃い曲というのは、披露するとなると、時期が限られてくる場合があるので、歌にとってはある意味「不利」。
例えば、クリスマスソングなんて、いくらそれが名曲であっても、春や夏に歌うと「季節感がない」感じになってしまう。
反面、時期に合ったタイミングで歌うと、通常の曲よりも強い。
そういう意味では、一長一短ではある。
私は・・例えばそれが超名曲なら、季節関係なく聴いてみたいかなあ。
たとえば、ジョン・レノンがもしも健在だったら、たとえ夏に来日公演をやったとしても、「ハッピークリスマス」という曲なんて、セットリストに入れてもらいたいぐらいだ。
まあ、それはさておき。
自己満足企画「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ」の第10回目は・・はたして、あるのだろうか(笑)。
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