時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

埋もれてきた自作曲

2011年10月02日 | 音楽活動

時々、今までで埋もれている自作曲、一度も歌ったことのない自作曲、もう何十年も人前でやっていない曲・・・そういう曲ばかりでライブをやってみたくなることがある。

それらの曲が、なぜ埋もれてきたのかについては色んな理由があるし、曲によって理由も違う。

もちろん、出来が悪いのが自分でもよくわかってる曲もあれば、気にいっているのに演奏力の関係で披露できない曲、バンドじゃないとできない曲、なんとなく機会を持てないできた曲などもある。

出来が悪いのは論外として、演奏力の関係で披露できない曲というのは、家ではたまに歌ったりしてるけど人前でやるのは演奏方法的に自信がない曲だったりする。

バンドじゃないとできない曲というのは、20代30代の頃に組んでたバンド時代の曲が主にそうだが、私の作った曲でありながらバンドでは私ではなくボーカル専属(?)だった人が歌ってた曲。
バンド時代の曲の中には、せひまた人前で披露したい気持ちの強い曲もあるのだが、いかんせんキャラクター的に私には似合わなかったりする場合も多いし、音域的に難しかったりもする。
バンド時代は、私よりも音域の広いボーカリストを想定して曲を作ってたりしたから。


なんとなく人前で歌う機会を逃してきた曲というのもあり、そういう曲は、ライブの持ち時間的な問題や、他の曲とのかねあいで、歌いそびれてきた曲などがそれにあたる。
このケースに該当する自作曲は案外多い。


でも・・ユニット組んでると、どうしても、相方と私の二人で演奏できる曲しかライブではできない。

そうなると、曲はどうしても決まってくる。

そういう点に、ちょっとした閉塞感を感じることもある。


以前、某所で「ユニット組んでる人が、ソロで歌うライブ」という趣旨のライブがあり、そこに出演するように誘われた私は、本番でそれまで人前で一度も歌ったことのない曲や、一度くらいしか歌ったことのない自作曲を多数歌った。
蔵出し大会・・・そんな感じのライブになった。

普段ユニットでの活動をしてる私にとっては、ちょっとプレッシャーはあったが、その一方で非常に自分にとっては充実感の強いライブになった。
自分的には大いに意味のあるライブになった。

改めてソロの魅力を感じたものだった。

でも、ソロでやっていくのは本当に大変だと思う。

ライブ出演のスケジュール調整がソロだと楽だし、選曲も自由・・というメリットはあっても、曲の演奏にアンサンブルがどうしてもほしくなるケースもあるからね・・。
その場合、毎回誰か違った人ににサポートギターを頼めばいいのかもしれないが、一から曲を覚えるのってのは大変だとも思うし、自分のために時間を割いてもらうのは申し訳ない気もするし、気遅れもする。
サポートを頼む人に、私のサポートをすることで何かメリットはあるだろうか・・・そのへんまで考えたりする。
スケジュールもそうだが、ギャラとかも。

ソロで活動していて、ライブの時に誰かにサポート演奏をたのんでいる人たちは、サポートメンバーにギャラとか払っているのだろうか。
私はユニットやバンドのメンバー以外の誰かにサポート演奏をしてもらってライブをやったことは、・・・ない。
だから、そのへんの事情が分からないのだ。
かといって、聞きたくても聞きづらい問題でもある。

もしもギャラを払っているのなら、その相場はいくらぐらいなのだろうか・・とか、ノーギャラでの友情出演なら、相手にも都合はあるしライブの度に毎回サポートしてもらう・・というわけにもいかないよねえ・・とか。
そんなことを考えてしまう。


とりあえず、時代屋の相方とは長年のつきあいだし、互いに遠慮なくモノが言えるので安心感はある。
相方のギターの良さもわかってるつもりだし、逆に問題点もわかっている。
それは相方も私に対してそうであろう。

その一方で、今まで埋もれてきた曲を、取り上げていきたい気持ちも、私にはある。


いつもやってる曲ではなく。


埋もれてきた自作曲の中には、作者として人前でやってみたいと思える曲が、けっこうあるから。


まあ、その「埋もれてきた曲」の中のいくつかは、いつか時代屋で取り上げる可能性があるので、時代屋の新曲・・・新レパートリーには今後も不自由はしないというメリットはあるのだが、相方の趣味にもある程度合致して、相方も納得してくれる曲じゃないとね。

そうなると・・・やはり、どうしても外れてしまうであろう曲も、確実にある。




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