時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

理想のサウンド

2011年07月08日 | 自主制作アルバム

いつか自分のアルバムを作ってみたいという思いは、ずっと持っていた。

作るならどんなアルバムが作りたいかな・・・などと夢想するのは、楽しかった。

こんな曲を入れ、こんな曲調の曲を集め、こんなアレンジにして、こんな配置にして、こんなジャケットで、・・などを考えると、時間がたつのを忘れたこともたびたびだった。

だが、実際にアルバムを作れるという機会がくると、現実の問題が押し寄せてきた。

なんといっても、コストと時間の問題だ。

そういう問題がもしなかったとしたら、それこぞいくらでもコストや時間をかけられるのであれば、どうしただろう。

幸い、曲のストックだけはたくさんあるので、アルバムのためのソングライティングから一から始める・・という作業はない。

現有の曲の中から、どれを選び、どう仕上げていくか・・・その段階から始められる。

で、曲を選び、配置を決め、曲間の長さも決め。

さて、アレンジ。

もちろん、ベース、ドラム、ピアノやシンセ、サックスはスタジオミュージシャンを雇い。

カスタネットや手拍子や鈴や縦笛の何回ものオーバーダビングもやりたいし、マンドリンやボンゴなども入れたい。

他には、シンセの中にある、オルゴールやハープやトーイピアノ、バグパイプ、の音も使い。

カスタネットや手拍子や鈴や縦笛は、私が思い描いてるサウンドイメージとしては、一回だけの録音では物足りないので、同じタイミングで同じ楽器を何度も重ねるのだ。その音像は、あえてモノラルっぽくまとめてもいいし、チャンネルを分けてもいい。

 コーラスも分厚くしたい。

かといって、ウォールオブサウンドのフィル・スペクター風というわけでもなく。

自然音などのSEもふんだんに取り入れ。 ある場面では、自然音そのものも楽器扱いで。

 

とまあ、考えだしたら、とめどめもないね(笑)。まさに、夢の夢。

ホント、いくらお金や時間があっても足らなくなる。

レコーディングの打ち合わせで、スタッフと相談した時、こう言われた。

「お前(私)が本当にやりたいサウンドは分かっている。でも、それをを実現すると、予算が何千万もかかってしまうぞ」

 

 

・・・確かに、その通りかもしれない・・・。

 

でもまあ、時間やお金を気にせずに、理想のサウンドでアルバムを作るというのは、音楽をやる大半の人の夢だろうとは思う。

なので、 目指す音楽の方向性はどうであれ、こういった「その人にとっての理想のサウンド」を思い描いている人は多いはず。私だけではなく。

 

 

なお、写真はレコーディングで使用したハーモニカ。

なんの変哲もない写真(笑)。


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