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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

だんだん持ち歌が変化していく

2018年09月29日 | 自主制作アルバム

自分で曲を作るミュージシャンが、自身の持ち歌を長く歌い続けていくと、年月の変化と共に、その持ち歌が少しづつ変化していくことがある。

メロディが多少変わっていったり、歌い方が変わっていったり。

 

メロディがこなれていく場合は、その曲の作者としては、ある意味ではちょっとした改良であったりもする。

一方、歌い方が変わっていく場合は、改良の場合もあるが、中には負担を減らすための場合もあると思う。

 

録音する時は、そのバージョンがずっと残っていくわけだから、そのバージョンに全身全霊をかける。

声域ギリギリの高さで、めいっぱいの力を出し切って、形として残した場合、レコーディングの時はその歌唱のあとに休憩をとることもできるが、コンサートの時は、そうもいかない。その歌を歌った後にも、何曲も歌わなければいけなかったりするからだ。

それと、そのコンサートが過密なスケジュールのツアーだったりすると、翌日以後のコンサートの出来にも繋がることもあろう。

野球で言えば、投手が最初から最後まで全力投球したら途中でスタミナ切れにもなるし、ある程度「力を入れる局面と、抜く局面」を使い分け、バランスをとっていかないと、完投にはつながらなかったりする場合があるのと似たようなものではないか。

 

場合によっては、若いころのキーで残した音源が、年齢を重ねて若い頃程には声が出なくなったり、疲れやすくなったりする場合もあるだろう。

そんな曲が、レコーディングの時にギリギリの力で歌っていた場合、それをコンサートで毎回再現していくのは負担だったりする場合もあると思う。

そんな時、多少歌い方やメロディラインをくずして、負担を軽減して歌う場合もあると思う。

実際、そんな感じの映像や音源を見たり聴いたりことは私は何度もあるし、生のコンサートでも見かけた。

 

また、それとは別の意味合いで、改良の意味合いでメロディを変えてゆく場合は、一度完成形を作って録音し発表したあと、ライブなどで歌い継ぐうちに、もっと歌いやすく変えてゆくうちに、オリジナルバージョンよりも自然で、気に入ったメロディラインに変わっていく場合もある。

 まあ、自作曲だから、そういうこともしやすい・・というのもあるけれど。

 

 

例えば私の自作曲「空の少年」。

これは自主制作アルバムにも収めた曲だが、その後練習したりライブなどで歌っていく過程を経て、今ではアルバムバージョンよりも若干違ったメロディラインになってきている。

まあ、微々たるものだけど、作者としては、微々たるものでも大きい。

自分としては今のバージョンのほうが、より歌いやすく、自然にも思えているし、気に入ってきている。

なので、今後は今のバージョンで歌っていくつもりだ。

自分としては、改良のつもりではある。

とはいえ、全体的な構成やコード進行はオリジナルバージョン通りなので、全体的には大きな変化はないとは思う。

あくまでも、部分的な変化ぐらいだ。

 

こういうことを考えると、一度作った曲というものは、「生き物」なんだと実感する。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

以下、だんだん近づいてきた時代屋ライブのお知らせも記しておきます。

 

イベント      「そろソロ行こか」

イベントのHP   http://www.geocities.co.jp/soloiko/

日程         2018年 10月13日(土曜日)

時間         開場 16時50分  開演 17時00分

場所         赤坂見附・Jazz 「橋の下」  

Charge       1000円(1drink付き)

店のHP       http://www.asahi-net.or.jp/~qq6t-ookb/index.htm

店の住所       107-0052   東京都 港区 赤坂3丁目7−15B1F

店の電話番号    03-3505-5059

当日の出演者    伊藤香奈

          時代屋

          岡本主任

             ぴか太郎  

          eye kugenuma 

              

お時間がとれる方、会場でご来場をお待ちしております。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (鮎川愛)
2018-10-02 17:17:53



どんなに自信作でも、数年経れば、改変したいという想いは、芸術に付き物でしょうね。


その作者が常に進歩成長しようと前向きですから、当然、そういう想いは表れます。


楽曲の場合、旋律のみならず、歌詞も改変したい想いがあるでしょうね。


プロフェッショナルで、レコーディング済みの場合、厄介なことです(笑)


しかしアマチュアならば、「自己進歩の記録」として、どんどん改変していくべきですよ。


私も、だんぞうさんのアルバムを手に入れたファンとして、それを楽しみにしています。


中には、楽曲タイトルまで改変したいものもありますか(笑)?
返信する
Unknown (だんぞう )
2018-10-02 21:55:19
ディランなんて、同じ曲でもライブのたびに様変わりします。まったく別の曲のように変化したりします。

まあ、そこまで極端でなくても、曲が少しずつ変化していくミュージシャンは多いですね。

歌詞を改変した曲、ありますよ。
アルバムの中に収録してある「母校が消えた日」も一部歌詞を変えました。
より思い入れのある歌詞に変えた箇所があるのです。

アルバムの中には、バンドでやりたい曲もあるので、いつかバンドでやれたら、、、という思いもあります。

タイトルですか?
タイトルを変えたい曲は、アルバムのなかにほ、今のところまだないです。
安心して、聴いてやってください(笑)。
返信する

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