時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

自主製作CD「空を見ていた。」 1曲試聴できます。

2012年03月09日 | 自主制作アルバム

あの震災から1年。

あの日のことは、今もトラウマのように、よく覚えています。

帰宅難民になった私は会社で、私のデスクのある部屋で、たった一人で夜を過ごしました。

一晩中テレビで流される絶望的な風景と、ひっきりなしにやってくる余震の中で、怯えながら。エンドレスのような「こだまでしょうか」などのCMで暗い気持ちになりながら。

ですが今も、東日本大震災以来、細かい地震がひっきりなし。

日本の各地でユラユラ、ぐらぐら。どうも、イヤな感じです。よく、飽きもせずに、こうも揺れるもんだ・・というぐらい。

おまけに、首都直下型地震や、津波の高さの想定、原発、富士山・・などなど、色んな不安要素がマスコミで報道され、 不安な毎日が続いています。

あの大地震の日以後の大震災の被害映像を見るたびに、私は音楽の価値というものに限界みたいなものを感じました。

生きていく上で一番大事なのは、救助であり、医療。

その次に住まい。そして仕事、金銭。

それらの要素がある程度揃った段階で、少しでも余裕ができた時に、やっと趣味や娯楽の出番だということを実感。

音楽も旅もスポーツも演芸も、その他も。

生きていくうえで、優先順位としては高い・・というわけではないでしょう。

なので、自分みたいな人間が音楽をやることに、疑問や空しさを感じたりしました。その考え方を他の人に押し付けるつもりは毛頭ありません。

ですが、自分自身には、そういうことを思ってしまったのでありました・・。

ほんと、一瞬先にはどんなことがあるか分かりません。明日には、自分のいる環境が状態がどうなるのか分からない。

そんな漠然とした不安は、絶えず・・心の中にあったりします。

 

でも、だからこそ、今やれることは、やれるうちにやっておかないと・・という気持ちも大きくなったのも確かで。

我が家には、大きな箪笥が3棹並んでいる部屋があります。

その大きな箪笥3棹が地震で倒れてきたら、部屋のスペース的に人間が遁れる場所はありません。部屋への入り口も塞がれてしまうかもしれないのです。

第一、その時部屋にいたら、重い箪笥の下敷きになってしまい、身動きとれなくなる可能性があります。

また、台所の食器棚も倒れてきたら怖い。

なので、とりあえず箪笥と食器棚には、壁に固定する震災グッズを装着。

CDがたくさん入っているCDラックも、そのうち固定しておかないと、いざという時にCDはバラバラになりそうです。

本だなも怖いのですが、我が家の本棚は狭い廊下にあるので、完全に倒れることはありません。正面の壁にぶつかり、斜めになった状態で固定されるはず。なので、本だなはパス。

困るのは、車輪のついたギタースタンドと、階段においてある本。こればかりは・・。う~~む・・。

また、ギターに関しては、いざという時に1本だけ持って逃げるとしたら、どのギターを選ぶか・・は、もう決めてあり、いつもケースに入れてい、ます。

 

漏電を防ぐための防災グッズは、数年前に設定ずみ。一定の揺れがきたら、ブレイカーが落ちる仕組みになっています。

あとは、カンパンなどの非常用食品なのですが、これらはまだ買ってないなあ。賞味期限というものがあると、いつ買っていいかふんぎりがつかないでいる・・と言った方が正しいかもしれません。

ラジオつき・懐中電灯つきのラジオもあるのですが、これは寝室にあるから、いざという時に持って逃げられるかどうか。となると、もう一台買うしかないのかもしれません。

 

ともかく、今やれることは、「その時」に備えて、少しでもやっておかないと、なんとなく不安。できる範囲、今思いつく範囲で。

長年趣味としてやってきた音楽も、ある程度区切りをつけておかないと・・という気持ちもありました。

大震災以来に持った「音楽をやることの空しさ感」とは裏腹に。

下手の横好きであれ、せっかく長年なってきたんですし。

 

それが、作り上げるモチベーションの一つになったのが、自主制作CDでした。

それは、もしかしたら私にとって最初で最後のアルバムになってしまうかもしれないCD[空を見ていた。」。

少なくても、録音スタジオに入って、打ち込みではなく、一人で実際に演奏して多重録音を繰り返して作るアルバムは、これが最初で最後になりそう。

 

・・てなわけで。

 

このたび、自主制作CD「空を見ていた」の、プロモーション映像を作っていただきました。

アルバムの収録曲で試聴できる曲は、これまでありませんでした。

でも、この映像を見れば、アルバム収録曲のうち1曲だけ試聴できることになります。

きれいな田園風景、アルバムで使った楽器、ジャケット写真、収録曲リストなどをバックに、収録曲のうちの1曲「少年編~青年編」が流れます。

この曲で弾いたリードギターは、ジャンゴ・タイプのジプシーギターです。

普通のスチール弦ギターとは、若干違う傾向の音色のギターです。

 

 http://www.youtube.com/watch?v=P2txR8BRZIo

 

 さて。

 

皆さん、なにか地震に備えて、少しでも準備してますか?

 

 

でも

 

原発対策だけは、個人ではどうしようもないですね。そこがまた困ったところで。

 

ともあれ、自主制作CD「空を見ていた。」のプロモ映像、見ていただけると嬉しいです。


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