時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

自作曲大会

2008年10月05日 | 音楽活動
土曜日、池袋「亜古木」で、自作曲大会(?)イベントがあった。

以前、店に行った時に、マスターに誘われたので、参加してみた。

いわゆる「フォーク居酒屋」と呼ばれる居酒屋では、ギター弾いて歌う人はたくさんいるけど、案外自作曲を歌う人はそんなに多くないみたいだ。

というのも、そこに集まってる人には、どこの誰だか知らない人の自作曲を聴かされるよりも、誰もが知ってる既成の「往年のヒット曲」を歌ったほうが受けるからだ。
実際、そういう曲を聴きにきて、そういう歌が歌われるのを聴いて喜ぶお客さんは多い。

だから、本当は自作曲を何曲も持ってる方がお客さんとして遊びにきても、案外自作曲は歌わずに、既成の有名曲を歌う場合が多い。
そう、「遠慮」してしまうのだ。

そこで、せっかく持ってる自作曲を披露しあおうよ・・というのが、今回のイベントの趣旨だったみたいだ。


と言いつつ私はこれまで、この店に行って歌う時は、自作曲を歌うことが多かった。
ってことは、聴かされるお客さんのことをあまり考えていなかった・・ということになるのかもしれない(笑)。
でも、さすがに、自作曲しか歌わないということはなく、これまでに拓郎の曲や、ケメの曲、タイガースの曲、森田健作の曲、アニメソングなどを歌ってはきている。

でも、やはり自作曲を歌う時の方が安心。
間違っても、誰も分からないから(笑)。
それに、歌のうまいプロの曲を私が歌っても・・・比較されてしまったら、もうどうしようもないしね~。アラばかり目立つだろうし。

また、私が音楽を続けてるのは、自作曲を発表したいから・・というのが一番大きい。
自作曲を誰かに聴いてもらいたいから音楽活動をやってる・・というのが本音。

自分で歌うことにはこだわらない。
自作曲を発表して、誰かに聴いてもらえればいい・・という気持ちが強いだけ。
だから、昔ロックバンドを組んでた時も、私は一切歌わなかった。
自分の作った歌を、ボーカリストに歌ってもらっていた。

今はもうバンド活動はやってなくて、アコギユニットを組んでいる。
私がメンバーの一員として正式に歌も歌うようになったのは、社会人になってからは、この時代屋が初めてだ。


とはいえ、紅一点のmiyaちゃんに、私が時代屋に持ってきた自作曲のレパートリーの半分は渡しているので、そのへんは、昔のバンド時代のスタイルも残している・・といえそうだ。


まあ、それはさておき。
とにもかくにも、私自身も歌うようになったからには、時代屋に自作曲を持ち込む前に、どっかで試し運転(?)してみたい・・というのもあり、その意味じゃ「亜古木」の存在は助かっていた。
普段、弾き語りはやらない私ではあるが、こういう気楽な場所でなら、なんとか。


そんな事情もあったし、せっかくマスターに誘われたので、店の「自作曲大会」に参加したわけだ。


歌う人は全部で何人くらいいたのだろう。
12~3人くらいはいたのかな~。

まず、1巡目で皆が1曲づつ歌い。
その後2巡目でまた皆が1曲づつ歌い。
そのあとは、ランダム。
そんな展開になった。


私は何を歌うか、実はギリギリまで迷った。

まだ人前で歌ったことのない未発表曲にするか。
やりなれた「時代屋」の曲にするか。
それとも、おちゃらけた曲にするか。

結局、1巡めには、先日のライブでも歌った、「最近慣れてきてる曲」である「昭和の子守歌」を歌った。
2巡めには、まだ人前で歌ったことのない曲を選んだ。アップテンポの曲にするか、静かな曲にするか迷ったので、ステージで「アップテンポな曲と、静かな曲と、どっちがいいですか?」と聞いたら「アップでいきましょう」との返事があったので、アップテンポな曲を選んだ。

で、その後、けっこう酔っ払い。
隣のお客さんたちとボブ・ディラン談議に花が咲き、急きょ「でたらめ英語」でディランの歌を歌ってみた。



結局、この日私が歌った曲は、以下の通り。

1、昭和の子守歌
     作詞&曲 だんぞう

2、ふりはらえ!
     作詞&曲 だんぞう

3、女の如く
     作詞&作曲 ボブ・ディラン

ディランの曲は、いきなりの思いつきで、ぶっつけ本番だった。
2番以後の歌詞が少しアヤフヤだったので、ランダムな言葉で歌ってしまったが、ディランの歌を人前で歌う機会なんてほとんどないので、楽しかったかも。


1巡目が終わった段階で、お店にいた人全員により、1巡目に歌われた皆さんの自作曲の「作詞賞」「作曲賞」「グランプリ」の人気投票があった。
自分で自分に1票入れるのは禁止・・というルールで。

そしたら、・・あらら?
作詞賞をもらってしまった。
グランプリは、このイベントの発起人さん。そのボーカルを考えれば、順当だと思った。ボーカルに力があるのって、やはり強いね。

いやあ、どんな小さなものであっても、認めていただけるというのは、実に嬉しいものです。
ちょっぴり元気が出ました。

最近、思わぬ出来事があり、ちょっと落ち込んでいたので、良い薬になりました。

投票してくださった皆さん、ありがとうございました。


この日参加した皆さんの自作曲の中にも、いい曲は何曲もありましたよ!
その意味でも、行って良かったです。

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