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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

どこまでもいこう  by 小林亜星

2009年12月10日 | 音楽全般

先日の時代屋ライブで、「どこまでもいこう」という曲を取り上げた。

案外、意外な選曲にも思われたかもしれない。

でも、自分の中では、昔からずっと大好きだった曲で、時には弾き語りライブでも歌ったことがある。

ご存知の方も多いとは思うが、この曲は元々はCMソングだった。
そのCMとは、ブリジストンタイヤのCMだった。
確か、そのCMの映像はモノクロアニメだったんじゃないかな。
相当古い時代だ。

調べてみたところ、1966年に発表されたらしい。
最初に歌ったのは山崎 唯さん。
その後、数多くのシンガーにカバーされ、今では教科書にも載っている有名曲。

ブリジストンタイヤのCMとしても、山崎まさよしさんをはじめとする色んなシンガーのカバーバージョンで、21世紀になっても使われつづけてきた。
まさにスタンダードナンバーだ。

作詞・作曲は、あの巨匠・小林亜星さん。
その作風の幅広さ、親しみやすさ、キャッチーさは、私は敬服してやまない。


歌詞だけを文面で読むと、いかにも教科書に載りそうな、「青さ」を感じる歌詞ではある。
「若者たち」という曲(♪君の行く道は~ 果てしなく遠い・・という歌)にも通じる「どこまでもいこう」の歌詞の青さには、多少の気恥ずかしさや甘酸っぱさを感じたりもする。


だが、この歌詞、実際にメロディを乗せて歌ってみると、妙に切ない。
今自分の年代で歌っても、共感する・・というか、かえって心に染み込んでくるものが・・あるのだ。

この曲の歌詞をご存知の方、試しに実際に声を出してこの曲を歌ってみてほしい。
特に、広い空を見上げながら。
その時、大地に道が続いていれば、なおよし。
甘酸っぱさと共に切なさを感じたりするのではないだろうか。
メロディがシンプルだけに、余計に歌詞が胸に迫るものがある・・と思う。


改めて、この曲の良さを感じることができるのではないだろうか。


最近分かったのだが、実はこの曲の歌詞は6番くらいまであるんだね。
私はCMバージョンしか知らなかったので、歌詞は3番までしかないと思っていた。
また、3番の歌詞が、オリジナルのCMバージョンとは違っているんだね。

現在の「3番」は、

  「どこまでもいこう
   道は苦しくとも
   君の面形胸に
   風をうけてゆこう 」

となっている。


だが、私が知ってるオリジナルCMバージョンでの3番の歌詞は、

   「どこまでもゆこう
    道は苦しくとも
    雨の日も 風の日も
    走りつづけよう」

という内容である。  


あえて、先日の時代屋ライブでは、当初のCMソングバージョンで歌わせてもらった。
歌詞は3番まで。
しかも、3番の歌詞は「雨の日も 風の日も 走り続けよう」で。

そう、私にとっては一番なじみの深いバージョンで。
やはり、これが私にとっては一番しっくりくる。


そういや、近年、この曲と某曲(他の作曲家の曲)で、訴訟問題があった。
なんでも、その某曲は、「どこまでもいこう」の盗作だ・・・という訴えだったらしい。
結局、裁判ではその主張が認められた。

その某曲は、私は知らない。
試しに一度聴いてみたいとは思っている。


まあ、とりあえず、この「どこまでもいこう」は日本人の心の中に溶け込んでいる・・ということだけは確かだろう。

雨の日も、風の日も、我々は、あの空の向こうまで進んでいかねばならないのだ。
そこに幸せが待っていることを願って。

だから・・・どこまでもいこう。

生きてる限り、行くしかないのだから。

友よ。家族よ。大事な人も、そうじゃない人も。
誰もが。


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