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漫画の神様にして、トキワ荘の初代メンバーであったレジェンド漫画家である手塚先生の「どろろ」の主人公のひとり「百鬼丸」は魔物に体の48か所を奪われて生まれてきた。
近年制作されたリメークアニメでは、体の11か所を魔物に奪われた・・という設定に変更されていたが、原作では48か所であった。
自身の体を奪った魔物48体を1匹(?)づつ倒すにつれ、それぞれの魔物に奪われていた自身の体のパーツが戻ってくる。
この奇想天外な設定は、その後私にとってトラウマになるぐらい衝撃だった。
実際、百鬼丸は、右手を奪ったであろう魔物を倒すと右手が帰ってきたし、片目を奪ったであろう魔物を倒すと片目が帰ってきた。
ここで私はふと思った。幼心に。
体の48か所?
魔物たちは、百鬼丸の体のどんな部分を山分けして奪ったのだろう。
48か所って、いったいどこ?
たとえば顔に関して書けば、
右眉。左眉。
右目。左目。
右耳。左耳。
鼻。 口。
髪の毛。声。
とりあえず顔だけで、これだけでも10か所。
あと、右手。左手。
右足。左足。
神経。
あと、どこだろう。
もしかして、手や足の指も1パーツとして考えるのかな?
だとしたら手の指10本。足の指10本。
手足の指をまぜても計35か所で、まだ計48か所にはならない。
かといって、心臓や脳を奪われていたら、そもそも生きてる状態で生まれなかったのでは。
なので、心臓や脳は入れないでおく。
というか、心臓以外の内臓類が奪われていたのだとしても、生きて生まれてこれたかどうか疑問。仮に生まれてきたとしても、すぐに死んでしまいそうな・・。
例えば肺が無ければ呼吸ができないし・・。
となると、他はどこ?
へそ? ×1
男性器? ×1
髪の毛? ×1
両乳首? ×2
リメークアニメでは、背骨が帰ってきたシーンがあったので、背骨も入れておこう。
原作では、体の48か所が具体的にどこが奪われたのかは明らかにされていなかった。
手や足の指の爪も混ぜれば48か所はオーバーしてしまうので、手足の爪は、それぞれの指とセットにしたほうがよさそうだ。
となると、あとは何をカウントすればいいのだろう。
だいいち、もし手や足の指が手や足とセットになっていたら、残数はもっと増えることになる・・。
歯を1本ずつ入れれば数はだいぶ稼げるが、歯は口とセットになっていそうだし。
あ、舌は別カウントにしてもいいのかな・・だが、このへんになると私にはもう分からなくなる。
こうして数えはじめていくと、最初はよくても、段々後になると何をカウントしていいのかわからず、どうしてもカウントが途中で止まってしまう。
もしかして、手塚先生みたいに医学の知識があれば、奪われた48か所というのは、ある程度特定できるのだろうか。
ともあれ、この疑問については、子供の時からたま~に考えたりしたし、時には友人との会話に出たこともあった。
だが、いつも結論はでなかった。
そして・・・
結局、百鬼丸が魔物に奪われた「体の48か所」というのは、具体的にはどのパーツだったのだろう・・・という疑問に立ち戻ってしまうのだ・・。
何かの文献に、それらについて解明してあったりするのだろうか。
だが、私はそういう文献に出会ったことは・・・まだない。
「どろろ」の百鬼丸には、いくつもの謎があるが、今回のネタは百鬼丸の謎のひとつ。
彼にまつわる謎の中でも、私にとっては特に大きな謎なのだ。
産まれてくる自分の子供を、魔物のいけにえにしたのが発端でしたね。
男は、社会的地位と権力を得る為に死ぬまで闘うものですが
自分の骨肉を分けた子供を、いけにえにする業の深さに
子供心に驚いたものです。
魔物たちが奪っていった百鬼丸の体のパーツは、人間にとって
生きるのに重要なモノだった可能性が高いでしょう。
ただし脳、循環器、呼吸器、消化器の臓器は取られると即死だし。
感覚器である眼、耳、鼻、口で7
運動器である上腕、前腕で4 手指が10
大腿、下腿で4 足指が10
生殖器である陰茎、睾丸が3
ここまでで38、残り10は
百鬼丸は、まだ母親の胎内にいたわけだから
胎盤、臍帯で2
髪の毛、まつ毛、眉毛、へそ、乳首で8
以上48ヶ所だけど、「へそ」を取った魔物は雷さまでしょうか。
そこで、国を守るために、百鬼丸の弟は百鬼丸と戦わなければならなくなったという設定になってたと思います。
原作ではそこまでの設定はなかったように思います。そのへん、リメイク版はうまく膨らませたなあと思いました。
百鬼丸の体のパーツですが、やはり手や足の指も一本ずつカウントしたほうが良さそうですね。
じゃないと、生きた状態で生まれてくることが不可能な臓器までもカウントに入れないといけなくなりそうです。
百鬼丸の赤ちゃんの時の描写とか…
一番怖かったのは、夜な夜な鈴?を鳴らしながら百鬼丸を訪れて、その耳元で何かを囁いていく妖怪、金小僧でしたっけ?
あのビジュアルがなんか…なんか夢に出て来てうなされた覚えがあります。
それまで読んでいた手塚作品にはないせっていや描写が多かったように思いますね。
最初のアニメ化の時は、百鬼丸のビジュアルがあまりに原作と違うので驚きました。もっとも原作の髪型は、当時のアニメではハードルが高かったかもですね(笑)
百鬼丸が悪鬼に奪われた身体の部位ですか?
10箇所とか48箇所だったんですね、私ずっと108箇所だと思ってました。
原作まんがだったと思いますが、腕を取り戻して、それまで使ってた義手を埋めるシーンの「これが本当の“手塚”だ」には笑いました。
どろろは筆頭クラスで好きです。
金小僧、いましたね。金小僧がささやいてた言葉は、「やろうかあ」でした。
どろろの手塚さんの絵柄は、当時大人気だった水木しげる作品への対抗心から、より緻密な背景の画風が特徴的で、私はそんな絵柄も大好きでした。
そう、どろろでは、特に背景で手塚さんは他の手塚作品とは絵柄を変えていたんです。
どろろは、妖怪モノ作品でしたが、水木作品への対抗心がよく出ていたと思います。
「これが本当の手塚だ」というギャグ、ありました、ありました!
よく覚えてます。
なぜか印象に残ってます。