古い着ぐるみドラマで、快獣ブースカという作品があった。
怪獣ではなく、あくまでも快獣なのだ。怪と快の違いは大きい。
人間を襲ったり、町を破壊する怪獣と違って、人間の子供たちにとってはブースカは友だち。
イグアナという動物を私はブースカで初めて知った。
ブースカは、発明好きな大作少年が、ペットのイグアナに自作の栄養剤を与え、ゴジラのような怪獣にしようとしたら、善良な快獣ブースカになってしまった…という設定。
ただ、このブースカは、それなりに超能力を持っており、人間並の知能、100トン力のパワー、空を飛べ、透明になることもでき、分身能力や光線発射などの能力を持っていたようだ。
私は見てたはずだが、透明能力、分身能力、光線発射能力に関しては、よく覚えていない。
ストーリーも、よく覚えていない。
ブースカ以外の登場人物もよく覚えてない。
覚えているのは、ブースカのキャラと、その弟分キャラだったチャメゴンくらい。
特にブースカに関しては、いくつもの特徴を覚えてる。
まずはなんといっても、ブースカ語。
「バラサ、バラサ」「シオシオのパー」「プリプリのキリリンコ」の3つは特によく覚えている。
●「バラサ、バラサ」
これは、ブースカが喜ぶときに言う言葉。
人間語でいうと、「ワーイ、ワーイ」「やった~!」「嬉しい嬉しい!」「バンザイ」なとのニュアンスで使われていた。
●「シオシオのパー」
これは、ガッカリしたり、落ち込んだり、しょんぼりしたりした時に口にしていたフレーズ。
●「プリプリのキリリンコ」
これは、怒った時に言うブースカ語だった。
この3フレーズは、子供たちの間で、よく流行った。
私も使っていた覚えがある。私が特に好きだったのは、シオシオのパー(笑)。
今でも憎めないフレーズで、流行語ではなく定着していたら、今も使いたくなるフレーズ。
このブログでも、たまーに使ったこともあるくらい。
へたしたら、今後も使うことがあるかもしれない(笑)。それほど私の中に刻まれている。
当時の子供たちの間でも、特に「シオシオのパー」と「バラサ、バラサ」はかなり人気があった。
ブースカは、いかにも着ぐるみという感じで、中に人間が入って演じていたのは、いくら子供でもわかっていた。
でもそれ以上にブースカは可愛かった。
ブースカは、怒ると、頭の王冠から煙が出たのも印象的で、それも可愛かった。
なんでもブースカは、リアルタイム放送後に、将来の復活もありえるような終わり方をしたらしいのだが、私の知る限りでは、完全なる復活はなされていないような気がする。
復活させようという動きもあったようなのだが、大々的な感じでの復活には繋がらなかったのでは。
少なくても、かつてのようなブレイクには繋がっていない印象はある。
円谷プロとしては、同じ「かいじゅうモノ」であっても、ウルトラシリーズとは違い、ブースカはコメディだった。
そういう意味では、ウルトラシリーズで有名な円谷プロ作品としては、異色作だったと思う。
へえ、円谷プロって、こういう作品も作るんだ…と思った覚えは私にはある。
ブースカの最終回がどんなものであったかは、もう私の中の記憶にはない。見ていたはずなのたが覚えてない。
そこで調べてみたところ、ヤフー知恵袋で以下の記事を見つけた。
「人類のエネルギー問題を解決するため、(ブースカは)R星のエネルギー資源調査を目的として光速ロケットで旅立ちました。ブースカたちには往復20日ですが、地球では20年が過ぎていることに大作くんは気付きますが、人類の未来のためにブースカたちを送り出します。20年後の再会を誓って。」
とのこと。
その後、年月を経て、ブースカが地球に帰ってきた続編ドラマがあったようなのだが、20年の歳月が地球では過ぎ去っていたため、街の様子は一変していた。かつての遊び場だったはずの空き地など皆無。
かつての遊び仲間だった少年は大人になっていたし、ブースカが遊んでいた遊びは20年後の子供たちからは関心を持たれなかった。
そして、なによりブースカが1番楽しみにしていた大作少年との再会はかなわなかった。大作は用事があって来れないという設定になっていた。
多分番組的には大作少年は出したかったのだと思うが、大作を演じていた役者にどうしても連絡がつけられなかったのかもしれない。そこでやむなくそういう設定にしたのではないか。
なんにしても、悲しく虚しく切ない続編になっていた。
そう、続編ではブースカは完全に浦島太郎状態だったのである。
こうなると、誰もが望むような続編の制作は難しいのだろうね。
どうしてもというなら、全くの新シリーズとして制作しなおすしかないのかもしれない。
たが、今のとのろそういう正式な動きはないままのようだ。
まさに‥‥現状は「シオシオのパー」なのだ。
これが、「バラサバラサ」に変わる日は、くるのだろうか。
シンプルなアニメを使ったオープニングが楽しかったな。
バラサバラサ、シオシオのパー、私も使ってた憶えがあります。
頭の王冠、ブー冠を取られると力が抜けてシオシオのパーになっちゃうんですよね。
確かもうひとつの弱点が、おへそでしたね。
喋り方も動きも本当にかわいかったです。
声は初代のカツオの方だったかな。
私も最終回の記憶はありません、と言うかチャメゴンが出てきた位から観ていなかったみたいですね。
平成にリメイクと言うか新作が放映されてたようですが、観てないですね。
だんぞうさんの記事にあった宇宙に旅立ったブースカとチャメゴンの帰還から始まったのかも分かりません。
ブースカの放映が終わってしばらくして近くの街のデパートにブースカが来た事がありました。確かクリスマス時分だったと思いますが、その印象は・・・ブースカってこんなに大きかったんだ!!!でした(笑)
そういやわたしもチャメゴンが出てきてから、番組を見る熱量が少しでも下がったかもしれません。
まあ、今では記憶も曖昧ですが。
そういや、ブースカが地球に期間したドラマが、ユーチューブにも以前ありました。
見たのは覚えがあります。でも、けっこう寂しい内容でした。
ブースカは、すっかり浦島太郎状態で、悲しい話でした。
今もユーチューブにあるかどうかはわかりません。
見る機会があれば、ぜひ。