
HAI HAI HAI by SANDII
これは1994年に発表されたサンディの「ドリームキャッチャー」というアルバムに収録されていた曲。
当時私はサンディという女性シンガーのことをよく知らなかったのだが、ある時テレビで偶然彼女がこの歌を歌うのを見て、聴いて、1回で気に入って、早速この曲が収録されてたアルバムを購入した。
衝動的に一発で気に入ったのだ。ビビッときた・・そんな感じ。
ウィキによると、サンディはアメリカ人と日本人のハーフで、東京都田無市出身らしいが、10才の頃にハワイに渡り、12才の頃から歌手活動をはじめたそうな。
その後1975年からは日本でも音楽活動開始し、やがて「久保田麻琴と夕焼け楽団」を母体とするバンド「サンディ&ザ・サンセッツ」を結成。
そして世界各国をツアーしてまわるようになる。
音楽性はアジア色が強く、それは今回取り上げる「ハイ・ハイ・ハイ」にも表れている。
この曲に出会った時、私はそれまで聴き続けてきていたロックやフォークやポップスに多少「飽き」が来てたというか、以前ほど鮮度を感じなくなり、ワールドミュージックのアルバムを買い漁っていた。
それまで自作曲をつくる時、それまてに聴いてたロックやフォークやポップスなどに触発されて作っていたのだが、だんだん自分の作る曲がマンネリ化してきてる気がしていた。
そこで新たな刺激やヒントがほしくなり、目をつけたのがワールドミュージックだった。
幸い、それまで聴いてたロックやフォークやポップスの中にはワールドミュージックの要素を含む曲もけっこうあったので、ワールドミュージックのアルバムを聴き漁るのに違和感はなかった。
それも大きかった。それまで聴いてたロックの中ては、例えばマイク・オールドフィールドとかね。
ワールドミュージック・・例えばアイスランド、古いギリシア、ポルトガル、南米、ロシア、中国、東南アジア、その他の国の音楽CDを買い込み、あれこれ聴いてみた。
それぞれ地域によって違いがあり、ロックやフォークやポップス中心に聴いていた私にとって、新鮮に感じた音楽は多かった。
そんな時期に聴いたサンディさんのこの曲「ハイ・ハイ・ハイ」は、アジア系を意識した音楽性中心でありながらも、聴きやすいポップな要素もプレンドされており、魅力的に思えた。
「こういう楽曲、いいなあ」とすぐに思い、CDショップに急いだ覚えがある。
この曲、チャートアクションの方はどうだったのだろう。
個人的には、もっともっと世間に流れてほしかったのだが。
というか、初めて聴いた時、この曲はけっこう当たりそうな気はしたのだか・・。CMなどに使われてもおかしくなかったと思うのだが。
私がもし当時CMプランナーの立場だったら、すぐに飛びついたような気がする。海外旅行関係のCMなら、特に。
聴いてて、そんな感じがしないだろうか?
蛇足だが、歌詞の中にある「国境だらけの世界地図」というフレーズには、何やらメッセージ性と風刺もかすかに感じており、私の好きな歌詞だ。
きっと宇宙から見たら、国境だらけの地球世界に苦笑も感じるのかもしれない。
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