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「てをたたきましょう」という童謡がある。
子供の頃に学校で習った覚えがある。
歌に合わせて手をたたいたりする振り付けみたいなものがあったような気がする。
この曲の歌詞の一節で、歌っててどうも違和感を感じていた歌詞があった。
それは
「ああ おもしろい」
という歌詞であった。
歌に合わせて手をたたいたり、足ふみするのはまあいいとしても、「ああおもしろい」という歌詞のくだりになると、「??・・これって、そんなに面白いかなあ?」という疑問であった。
ませた感覚かもしれないが、歌詞の「ああ、おもしろい」は無理やり言わされているような気がしてならなかった。
強要されてるような気もした。
周りの級友たちの表情を見ても、その歌詞を歌ってても、特に楽しそうな表情はしていなかったし(笑)。
面白い・・という感覚は、決して誰かに強要されるものではなく、自分で自らの感覚で感じることだからね・・。
だから、歌詞で「ああ面白い」と言わされても・・・どこか、醒めた感情が自分の中にあったことを私は覚えている。
まあ、唱歌なのだし、しかも音楽の授業のプログラムに組み込まれていた曲なので、授業の一環として割りきって歌っていればよかったわけだし、実際にそうしてもいたのだが、心の中では隔たりを感じていた。
やはり歌というのは、どんな歌詞であっても、自分のその時の本当の心情と正反対の歌詞だったりすると、まるで無表情な歌になってしまう。
ちなみに、この歌の「ああ おもしろい」の部分だけを抜き出して歌ってみてほしい。
その受け取り方は、場合によっては、または使うシチュエーションによっては、ギャグになってしまわないだろうか?
あの歌のあの歌詞を、私のような疑問を持って歌ってた子供って、他にいなかったのだろうか・・・と思ったりりもする。
「おもしろい」とは思わなくても、単に先生に教わっていた通りに、さして疑問もはさまずに歌ってた子の方が大半だったかもしれない。
となると、私は・・・もしその疑問が顔に出てたとしたら、先生にとっては扱いにくい子供だったろうな・・とは思う。
面白いと感じてるわけでもないのに、歌という手段を使って強制的に「おもしろい」と言わされてるようで、違和感を感じていた人って、・・・私ぐらいのものだったのだろうか。
同じように感じていた人・・・いませんか?
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