時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

やっと触らせてくれた あのコ

2021年07月01日 | 日々の、あれこれ

たまにこのブログで書いてきている、我が家のある地域の「地域猫」的な存在の野良の黒猫。

この黒猫は、時期時期によって、餌にありつく家を選んできている。

しばらく我が家の玄関のすぐ近くにいつも居たかと思うと、ある日突然姿を消し、へたしたら数カ月も姿を見かけないこともある。

かと思えば、またいつしか我が家の前に復活してたりして、ホントに気まぐれ。

まあ、野良猫ってのは、そういうものなのだろう。

 

で、最近はどうかというと。

 

しょっちゅう我が家の玄関前にいる。

へたしたら、玄関のドアのまん前に行儀よく座って、私が外出のために玄関のドアをあけて出てくるのを待っている。

待ち構えているようにも見える・・・と書いたほうが正しいかもしれない。

以前は別の家の玄関の前にしょっちゅう居座ってたのに(笑)。

 

玄関のドアを開けると、足元にその黒猫がいて、ドアが猫にぶつかりそうになることもある。

むろん、反射神経でその黒猫はドアをよける。

で、私の顔をじっと見つめ、ニャーニャー鳴き出す。

 

あきらかに最近は私の家をえさ場として認識している。あてにしている。

 

あまりに私の目を見つめて鳴くものだから「しょうがないなあ」と言って私は餌をやり、そして本来の目的である外出をする。

 

外出にも色んな外出があり、出勤のための外出もあれば、ちょっと買い物に出かけるための外出もあるし、その他の用事の外出もある。

 

ちょっと買い物で出かけるための外出なら、外出時間は大した時間じゃないので、戻ってきた時にまだその黒猫が玄関そばにいるのは不思議じゃないのだが、通勤などで外出する場合は、長時間の外出になる。

朝出かけて、夕方・・あるいは夜の帰宅になる。

そんな場合でも、我が家の玄関そばにその黒猫は待機していたりすることもある。

で、帰ってきた私を見かけると、私の顔を見上げ、私の目をじっと見つめ、ニャーニャー鳴き出す。

たとえその時たまたま少し離れた場所にいた場合でも、私の姿を見つけると、その黒猫は少し早足で私のところに近づいてくる。

私の目を見つめ、ニャーニャー鳴きながら。

 

「お前、まさかずっと私の家の前にいたのか?」などと思ったり、時には猫に話しかけたりする。

 

実際に一日中私の家の前にいたのかどうかはわからないが、私の帰宅時間をその猫が知ってるとも思えないので、エサにありつくためにひたすら私の家の前にいたんじゃないか・・・としか思えないことは多い。

 

この猫はおそらく生粋の野良猫で、人に飼われたことはないのであろう。

餌をやり始めてけっこう月日がたっても、一定の距離を私に対してとってきた。まあ、あげるエサの量はたいした量じゃなかったけど。

私が1歩近づくと、すぐにそのぶん猫も動いて、私とは一定の距離を保っていた。

だが・・最近は、平気で近づいてくるようになった。

 

一応甘えたような鳴き方はするのだが、私がこれまで見てきた猫たちに比べたら、あまりかわいくない鳴き声(笑)。

ニャーと鳴くのだが、ちょっとしゃがれた鳴き声。一応は、かわいい声を出そうとしてるようではあるが(笑)。

 

「お前、少しは人間に好かれるような媚びを売ってみろよ」なんて話しかける私。

 

最近は毎日私の家の玄関前にいて、ドアがあくのを待ってるようなので、目を見つめあったり、話しかけたりすることも多くなったせいか、その鳴き声は前よりは少しかわいくなってきた。

野良猫なりに甘えているのだろう。

 

どうも、私が家から出てきた時にニャーニャー可愛く鳴けば餌を確実にもらえると思っているようだ。

 

先日、こらえきれなくなった私は、思いきって猫の背中をさすってみた。ただし素手ではなく、エサの袋ごしに。

以前は、少しでもお触りすると、びっくりして一気に場所移動して距離をとっていたが、先日お触りしてみたら、いやがらなかった。

私がなでるに任せていた。

 

「そうか、ついにお触りオーケーになってきたか。もっともこれまでさんざん貢いできたものな」などと思った私ではあったが、情けないことにちょっと嬉しかった(笑)。

 

 

それまで私がこの猫に与えていた餌は、小魚の干物だったのだが、最近はキャットフードも買ってきて、小魚とキャットフードを交互に与えてみている。

交互に・・といっても、朝はキャットフード、夜は小魚というぐらいに。

あげすぎもどうかと思うので、基本は朝と夜だけにしてる。

 

だが、時には休日の日に昼間外出しようとした時にも私の家の玄関前に待ち構えていてニャーニャー鳴くものだから、昼間にも小魚をあげたことはある。

そうなると、一日3回餌をやってることになるではないか。

家の中で「飼ってる」わけではないのだし、あくまでもこの猫は野良猫である。ましてや地域猫でもあるので、「お前なあ、我が家ばかりあてにしないで、他の家からも貰ってこいよ。あと、一応お前は野良猫だろう?だったら、自分で狩りもしろよ」などと話しかけてみるが、気付けば我が家の玄関前にいる。

というか、玄関のドアのまん前にじっと座っている。

 

家で飼ってる猫なら、毎回キャットフードをあげてもいいが、あくまでも野良なのだから、キャットフードは一日1回、それ以上に求めてきた時は小魚をあげている。

 

そんなサイクルになってきた先日、この猫はわがままを主張してきた。

前回キャットフードをあげたのだから、今日2回目の餌は小魚だ・・・と思って昼に皿に小魚を入れてみたところ、そっぽを向いてる…ときたもんだ(笑)。

小魚だけをあげてた頃は、小魚をモリモリムシャムシャ食べてたのに。

 

「あそ、いらないの。ならいいよ。この小魚がなくなるまで、違う餌はあげないよ」と思って、小魚が皿に乗った状態で放置した。

 

で、外出して帰ってみたら、昼間あげた小魚がそのままになっていた。

こいつめ・・「キャットフード以外食べないニャ」とでも主張してるんだな。だが、飼い猫でもなんでもないのに、そんなわがまま許さん。この小魚を食べない限り、皿はあかない。

皿があかなければ、キャットフードもやれない。

つまり・・小魚を平らげない限りキャットフードも貰えない・・・ということを学習させようと思った。

 

で、次の日の朝。皿をみたら、前日の昼間にあげた小魚が全部なくなっていた。

 

この猫は、もし他の家から餌をもらえなかったんだとしたら、前日は昼飯も夕飯もなかったことになる。

そりゃ腹が減るだろう。

背に腹はかえられなくて、前日の昼間にあげた小魚を夜のうちにたいらげたのだろう。

 

「お、ちゃんと小魚を食べたんだな。よし、皿が空になってるから、今朝はキャットフードをあげよう」と思ってキャットフードを皿にいれたら、すさまじい勢いで食べ始めた。

 

これで・・食べ物に関してはキャットフード以外受け付けないみたいなわがままは通じないということを学習してくれればいいのだが。

 

 

ともあれ、今現在この野良の黒猫は我が家べったりである。

お触りも前ほどいやがらなくなった。

 

あとは・・・たまには、私の足首に体をこすりつけるような媚びでもしてみなさい(笑)。

 

そうなったら、耐えきれなくなって(?)私は一日にもう一回キャットフードをあげてしまいかねないし、そうなったらせっかく買ってきた小魚の干物が無駄になるから・・それは困るかな・・・。

 

 

前述の通り今現在この野良猫は我が家べったりで、気分的には私に飼ってもらってるような気分でいる可能性はある。

だが・・お前は気まぐれな野良猫だ。またいつか我が家の前から姿を消して、数カ月も現れなくなるかもしれない。

お前には、そんな自由なほうがいいのではないかい?

 

もしもお前を家で飼うとしたら、一度動物クリニックの先生に連れてって、体をきれいにしてもらわなければならない。見れば、かなり汚れてるしね(笑)。野良猫は何かしら病気にかかってる可能性が高いらしいし。だとしたら治療や薬が必要にもなるだろう。

それに、我が家の玄関は猫用の出入り口など設置できない玄関なんだぞ。

野良出身のお前にとっては、今後いっさい家から外に自由に出れなくなるのはイヤであろう?

だいいち、家では風呂にだって入ってもらわないといけない。それでもいいのかい?

………??

……!

いや・・やはりだめだ。

我が家にはギターがいっぱいある。木でできてる高価なギターで爪でも研がれたら、それは困る。絶対に困る。

柱や壁に引っ掻き跡をつけられるのは、まあ許せる。

だが、ギターに引っ掻き傷をつけられるのだけは、いけない…。

となると・・・悪いけど、お前を我が家の中で飼うわけにはいかないんだ。

わかってくれ。

 

家猫がいると、旅行にも行きにくくなるしなあ。

 

 

あまりに我が家べったりになるのは・・ちょっと・・。

とはいえ、我が家の前からすっかり姿を消すと、それはそれでちょっと寂しくなりそうだ。

 

う~~む、困った・・・。

 

私がしゃがんで姿勢を低くして、この黒猫とジ~ッと見つめあってると・・決して性格が良さそうな猫ではなさそうなのに、やはりかわいいんだよなあ。

 

う~~む、やはり困った・・・。

 

 

 

ふと思うのだが、猫って体があまり大きくならないから可愛いんだろうなあ。

もし猫が大人になってライオン並みに大きくなったら、今のようなかわいらしさを感じられるだろうか。

いくら猫でも、成長してライオン並みに大きくなったら・・・きっと怖い。

だってライオン並みの大きさの猫に猫パンチくらったり、家の中で素早く動き回られたら・・・やはり怖い。

それに、猫は一匹一匹に性格があり、中には非常に凶暴な猫もいるものね。

ライオン並みの大きさの猫が凶暴だったらと思うと・・・。

 

 

とりあえず、飼い猫ではないので、このままエサをあげてていいのだろうか…という思いは私の中にある。

とはいえ、なつかれるとやはりかわいい。

さいわい地域猫のようなので、このまま地域の人からかわいがられていておくれ。

 


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2 コメント

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Unknown (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2021-07-07 09:48:03
このブログを拝見して、ほっこりした気分になりました。
猫は、家猫でも野良猫でも、かわいいですね。
野良猫は、餌付けに成功したら、なついて来ますよ。

ぼくは、猫は、大好きです。🐱🐱🐱
もちろん、犬も好きですよ。
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Unknown (だんぞう)
2021-07-07 12:29:02
成功も何も、今や完全にエサは我が家に頼っている感じです。
我が家の玄関の前から中々離れません。
最初はエサ目当てだったと思いますが、ここにいるのが習慣になり、今や我が家の玄関前が、この猫の居場所になってます。ドアの真ん前に居座ってるから、ドアを開けようとするとドアにあたりそうになります。

私は子供の時から猫は好きでしたが、やはり猫はかわいいですね。

今は、半分飼ってるような気分です。
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