コロナの影響で、せっかく大学などに入学したり進学したりしたのに、学校での授業が再開されず、学校に行く機会がないまま、自宅でオンラインで学習している人たちがいる。
そんな人たちのことがテレビで報道されるにつけ、私は気の毒に思う。
例えば大学に入学した場合のメリットは、単に授業が受けられるというだけではない。
もちろん授業を受けられるのは大きなメリットではあるが、それ以外の要素としては、新たに友人を作ったり、趣味に没頭したり、その延長で色んな体験をすることができる。
それは卒業後の人生にも大きく関わってくることもある。
だが・・・せっかく大学に入ったのに、自宅でのオンライン授業だけでは、・・なんというか、通信教育を受けてるような感じにならないだろうか。
自宅でのオンライン授業だけでは、キャンパスで新たに友人を作ることもできないし、サークル活動もできない。人との出会いや、つきあいが・・ない。
私が大学に入った時、どんなことを思ったろう。
まずは、長かった受験生生活からの解放感はキラキラ輝いていた。
そして、新たに友人を作ろうと思った。
授業を受けることで、高校時代までには得られなかった知識を得たいとも思った。
サークルあるいはクラブに入って、趣味をもっと向上させようと思った。
私の場合、音楽がやりたいと思ったのがそれだ。
さらに、新たにできた友人たちと、学生街の居酒屋で飲み会をしたいと思った。
恋愛だってしたいと思った。
他にもあったと思うが、すぐに思いだせることだけでも、それぐらいいくつもあった。
だが・・自宅でのオンラインでの授業を受ける大学生生活では・・?
授業以外でのメリットは・・どんなのがあるのだろう。
なんでも、大学にせっかく入ったのに、自宅でのオンライン授業を受けるだけの大学生生活なら、大学生はもうやめよう・・・と考える人もいるらしい。
気持ちはわかる。私も同じ立場だったら、そう考えるかもしれない。
だから、気の毒でならない。
それなら、手っ取り早く社会人になって、より若い年齢のうちに現場を知っておくほうがいいかもしれない・・・そう考えてもおかしくない。
大学生活では、新たに友人をつくり、その友人たちと趣味に没頭したり、飲み会をしたり、恋愛をしたりしたのが本当に楽しかった。
自宅でのオンライン授業だけでは、そういうのは難しいものね・・。
それができないんじゃね・・。
その人がちょうど大学入学の年に、こんなコロナが世界を覆ってしまったばかりに。
なんというタイミングの悪さ。
不運だなあと思う。
コロナに対して、あらためてくやしい・・・というか、恨めしく思うことだろう。当然だと思う。
コロナの撲滅には時間がかかりそうだ。
でも・・少しでも早く光明を見つけて、悲運な人が救われることを願ってやまない。
じゃないと、あまりにかわいそうすぎる。
かけられる言葉が見当たらない。
自分がそれなりに楽しい大学生活を送ったからこそ、なおさらそう思う。
そういう楽しみを楽しむか、あるいは別の楽しみをみつけるかはその人次第だが、少なくてもそういうチャンスは等しく与えられるべきだと思う。
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