時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

夢のハワイ 今昔

2021年08月08日 | 

昔.・・・まだ海外旅行が今ほど一般的じゃなかった時代。

海外旅行に行けるのは、一部の人たち・・・そんな感じだった。

1ドルの円換算が、まだ360円だった頃だ。

金銭的に、海外旅行は「夢の海外旅行」だった。

今で言うと、「豪華客船での世界一周」に近い、高価な旅行に思えた。

 

近年、コロナ以前では、たとえばGWや年末年始などに、気軽に海外旅行に行ける時代になっていた。実際、そういう時期の空港は非常に混みあっていた。金銭的にも昔よりは安くなり、中には格安ツアーもあったりして、時代の推移と共に海外旅行はすっかり一般的になってきている。

行き先も、非常にバリエーションに富んでいる。昔では考えられなかった、「通」みたいな旅先を選ぶ人もいる。

 

だが昔は・・・「夢の海外旅行」だった時代では、海外旅行の旅先として、今ほどは旅先のバリエーションはなかった気はする。いやなに、飛行機を乗り継げば、色んな外国に行けたのであろうが、夢の海外旅行の旅先として、代名詞的な旅先だったのは、ハワイだった。

少なくても、幼心に私はそう思っていた。

 

ハワイには、私はまだ行ったことがない。

アメリカ本土には行ったことはあるけど、ハワイには行ったことがない。

いつか行ってみたいとは思ってはいる。

ハワイに行ったら、アロハやウクレレなどを買ってみたいと思っている。もちろん、そういうのは日本でも買えるけど、やはりハワイに行ったら現地で買ってみたいという気持ちはある。

 

ハワイが「夢のハワイ」と言われ、1ドル360円の時代に豪華な海外旅行の象徴的な旅先のひとつとしてのイメージがあったのは、個人的にはあるクイズ番組の影響が大きかった気はする。

そのクイズ番組とは「アップダウンクイズ」という番組だった。

参加者は1問正解するごとにゴンドラ(?)が上がっていき、一定の数を(10問ぐらいだった気はする)正解すると、商品として「夢のハワイ旅行」が貰えた。

ただし、10問正解までの途中で、答を1回間違えると、ゴンドラは一気に下降しスタート地点に戻ってしまう。奈落の底・・という感じだ。それまで何問正解していても、そうだ。なので、9問正解して、10問正解の目前で間違えると、それまで積み上げたものは一気にパーになるので、もっともロスが大きかった。。

私の記憶では、回答者は2問間違えると、ゴンドラ席から降ろされてレースそのものから脱落してしまう。解答権すらなくなるのだ。

ただし、他の参加者が誰も答えられないクイズが出た時、脱落組にそのクイズをふられる。で、答えられると、晴れてゴンドラ席に戻れる。

 

そんなルールだった。かなりシビアなルールのクイズ番組だった。1問間違えると、それまでの積み上げがパーになり、一気に奈落の底へ・・・というルールゆえ、10問正解するのは大変だった。

 

だから、そんな難関を突破して、晴れて10問正解してもらえる商品「夢のハワイ旅行」は、とんでもなく豪華な賞品(?)に思えた。

ハワイ旅行がそういう扱いだったことが、当時の「ハワイ旅行」への豪華なイメージを駆り立てていたように思う。

 

ちなみに、以前このブログでも書いたことだが、「アップダウンクイズ」は、幼少の私には嫌いな番組だった(笑)。というのは、「アップダウンクイズ」の裏番組が「ウルトラQ」だったからだ。

幼少の私は「ウルトラQ」が見たくてしょうがなかったのだが、テレビが家に一台しかない時代で、しかもチャンネル権は親が握っていたから、子供の私は「ウルトラQ」は見れなかったのだ。少なくてもリアルタイムでは見れなかった。

だから親が見る「アップダウンクイズ」を私は恨めしい気持ちで、いつも見ていた(笑)。

それだけに、そんな思いと共に、この番組は印象に残っているのだ。

 

そんな恨めしいクイズ番組ではあったのだが、商品の「夢のハワイ旅行」は印象に残っている。

 

今では海外旅行は一般的になり、ハワイ旅行も昔より手軽になった感はある。

正月ともなると、たくさんの芸能人がハワイにおしかけているし、一般人でもハワイに行く人は多い。ハワイ旅行はむしろ、「身近な海外旅行」のひとつ・・そんなイメージを今の私は持っている。

 

70年代後半に、例えば大ブレークした雑誌「POPEYE(ポパイ)」の影響などで、アメリカ西海岸がブームになった。音楽も、ライフスタイルも。

で、アメリカ西海岸と共に、ハワイもよく取りあげられ、ブームになった。カラパナなどのハワイのバンドの活躍などもあって。

ハワイがそれまでの「高根の花」みたいな旅先から、身近な旅先になったのは、その頃の世相や流行も大きいと思う。

 

その70年代、トロピカルな南太平洋の島々も注目を浴び、私はニューカレドニアにも憧れたし、勝手な妄想の中で、トロピカルな自作曲を乱作していたりした。行ったこともないのに、ただただ妄想で作っていたのだった(笑)。

で、一連のトロピカルな島々の中でも、もっともメジャーなのはハワイだった。

あまりにメジャーすぎて、もしも自分がトロピカルな島々に行くなら、ハワイみたいな定番的な島よりも、ニューカレドニアなどに行きたいと思ったりしたが、今になって思うのは、もしもトロピカルな島々に行くなら、まずはハワイに行ってから・・・ということ。

 

 

もっとも・・・ハワイに行くなら、その前に、まず小笠原諸島に行ってから・・という思いもあるんだけど(笑)。

 

まずは小笠原に行って、その次にハワイに行って、そしてニューカレドニアなどの島に行けたら、もう言うことはない。

そうなれば・・・70年代後半に、私が妄想の中で憧れ、イメージだけで歌を作ったトロピカルな島々が舞台の自作曲の行方に、ゴールを迎えさせてあげられる気はしている。

 

70年代後半に私がトロピカルな島々に憧れた思いは、今でも・・我が家の天井裏の物置にトロピカルなポスターが貼ってあるのが、名残として残っている。

潜在的には・・まだ心の中にある。しっかりと。

 

 

コロナが収束したら、海外旅行に行きたいと思ってる方は多いことだろうね。

 

コロナで海外旅行はもちろん、国内旅行もままならないでいるから、思い切って海外の定番観光地ハワイのことを、せめて頭の中でだけでもイメージして、こんな日記を書いてみた。

頭の中のイメージの世界の中では、コロナはないから。

そこではコロナ前のままのイメージでいられるから。

 

 

 


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