時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

なおも小須戸の町屋の焼け跡に佇む

2010年08月10日 | 
小須戸の町屋の火事現場に更に佇む。

現場に居る人は、呆然としている感じ。そりゃそうだよ・・。

押し黙って立ちつくしている人。
隣の人と小声で何か話している人。

悲しいというより、途方にくれている。


消防士。
近くに住んでいる人たち。
ここに住んでいた人たちもいたかもしれない。

・・そして、小須戸の古い街並みを見るのを楽しみにして来た、私。


もう、何と言ったらいいのか。


近くの道には路上駐車する車が多く、道が渋滞していた。

路上駐車する車は・・・この火災を知って、この様子を見に来た人たちのようだった。


マスコミ関係の人もいた。

落胆して佇む私を見て、私にインタビューしてきた記者もいた(そのインタビュー、紙面に採用されたのかな??)。


私を、この火事現場を見るために東京からわざわざここに来た人かと思ったらしい。


それは・・違うよ・・。


幼い頃、この町で一ヶ月半ほど暮らし、そのせいか古い街並みや建物や田園風景が大好きになった私にとっては、この町は「心の町」であり、今の私の価値観を形成した原点でもある。
だから、何十年ぶりかでここに来るのをずっと楽しみにして、何カ月も前から旅行計画をたてて、やっとこの日この町に来たのだ。

そうしたら、目的地のここは、私がここに来る前日に火事になり、この状態になってしまった・・というわけだ。


悲しすぎる。




この町は・・このエリアは、どう復興していくのだろう。


一日も早く復興してもらいたい。



いや、それじゃ、安直なコメントかもね。


なぜなら・・



どう復興していくのだろう。



というのも・・


あの色合いが好きだった。


あのにおいが好きだった。


あの風景が好きだった。


じゃなかったら、何十年も前のこの町のことなど、覚えていないと思うよ。


     &


じゃなかったら、当時のこの町の風景を歌った長ったらしい自作曲なんか、作らなかったと思う。




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