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俳優の窪田正孝さんが出演するビールCMで、窪田さんが妙な形のエレキギターを弾いてるCMがテレビで流れてた。
妙な形・・・・ずばり、星の形をしたエレキだ。
ギターファンとしては、ついついあのギターが気になってしまった。
エレキには昔から奇抜なデザインのギターはあった。
ムーンサルト、フライングV、エクスプローラー、モダーン、地図型(アメリカ合衆国の国土をボディデザインにしたモデル)、長方形、ティアドロップ型、他にも多数あった。
星型のボディのエレキだって、まったくなかったわけではないようだ。
だが、色といい、角の尖んがり具合といい、正面から見て収まりの良い星の形もいい、あそこまでずばり星型のギターはなかったのでは。
星型というのはデザイン的には世界共通の形であろう。
なので多数のメーカーや、個人ビルダーが、ああいうボディのエレキを思いついてもおかしくなかった。
でも、実際にあそこまで徹底した星型ギターを作るまではいかなかった。
その理由ははっきりしてると思う。
あのボディ形状だと、ギタリストにとっては弾きづらすぎるからだ。
なにより、胸のあたりに、あんなに鋭角にとんがったボディのとんがりの先端が来るフォルムになるからだ。
ギター弾きが弾いたり、抱きかかえたりすると、まるで喉元に槍の先を突き付けられてるような気分になるかもしれない。
弾きづらいこと、このうえなしだと思う。
だが、ボディのデザインとしては、目立つし、奇抜だし、インパクトは抜群だ。
アコギと違ってエレキは前述のように奇抜なデザインのモデルは多かったし、アコギよりもエレキのほうはデザイン的な自由度は高いのだと思う。
それでもあそこまで徹底した星型のボディの制作まで至らなかったのは、やはりギタリストの胸元や喉元近くに鋭角の先端が来てしまうことになるからかもしれない。
仮に鋭角の先端がギタリストの喉元近くに来ることを避けて、やや星型を斜めにずらす形状にしてしまうと、星型のフォルムのバランスの「見た目」が少しインパクト落ちてしまうかもしれない。実際そんなエレキはあったようだし。
やはり、星型であるというフォルムの特徴をアピールするには、ああいう形になるしかないのかもしれない。
だが・・その代わり、星型という形状を最大限「見せる」という意味で、ステージ映えはするだろうね。
なんでもあのエレキは、あのCMのためだけに作られた特別モデルらしい。
でも、あの映像を見て、あのギターが欲しいという人もいるかもしれない。
実用性ではともかく、ギターコレクションとしては面白い。
アルフィーの高見沢さんあたりが抱えたら、似合いそうではある。
ギターコレクターの野村義男さんあたりも欲しいのではないか。
もしもあのギターが量産されたら、どうなるだろう。
売れるだろうか。まあ、値段にもよるだろうが。
ビジュアル重視のバンドには、かっこうのモデルかもしれない。
弾きづらさよりも、ルックス・見ばえという意味で。
量産されたら、いくらぐらいのギターになるのだろう。
一応、ギターファンとしては気になるし、現物を見てみたい・・・というか、一度弾いてみたい(笑)。
買いたいか?と聞かれれば微妙だが・・。
ちなみに・・・昔、「楽器フェア」で、フライングVというエレキのデザインで作られたアコギがあった。
もしも、あの星型ギターがアコギで作られたら、どんなサウンドになるだろう。
アコギファンには、けっこう保守的な人も多いので、売れるかどうかは微妙な気はする。
フライングVのデザインのアコギの現物を見た時、見てて「面白い」とは思ったが、半ば冗談みたいで、欲しい・・・とまでは思わなかったからなあ。
そう、ビジュアル系のバンドなどには、よく似合いそうなギターです。
ドラム以外のメンバーが皆、星型の楽器を持ってステージに出たら、面白いかも(笑)。
星型のギターには、ボディの縁取りが電飾になってたら、ますます派手ですなあ。
なんか、むかし、電飾で飾られたギターもあったような…。
どんなミュージシャンだったかは忘れましたが…。
弾きづらさよりも見栄え最優先するようなビジュアル系バンドには、最適なアイテムでしょうね。
それも1人のメンバーだけが星型ギターを演奏するのではなく、ドラムスを除く全メンバーに。
それもボディは色違いにして、ボディの周りに派手なネオンを付けてみるとか、いかがでしょうか?
グループ名は、シューティング・スター(流れ星)
こういうバンドが現れたら、音楽性は合わなくても、私は注目しますね(笑)。