時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

どの音楽も聴く気になれない時

2007年03月01日 | 音楽全般

家にいて、何もすることがない時ってある。
それだけならいいのだが、テレビも見たくなきゃギターも弾く気になれず、さらにどんな音楽も聴く気になれない時ってのが、たまにある。

そういう時は、家が自然の中にあって、外の自然音が聴こえてきたらいいのに・・と思う。

だがあいにく、私の家は都心にあり、外から聞こえるのは宣伝カーだったり、車のドアの開け閉めの音だったりする。
強いて挙げればスズメの鳴き声くらいが「それっぽい」と言えなくもないのだが、ちと物足りない。

そんな時にちょうどいいのが自然音のCDである。

一時、自然音のCDに凝り、あれこれ種類を集めたことがある。

例えば、「波の音」「湿原の音」「清流の音」「滝の音」「夜汽車の音」「牧場の音」「鍾乳洞の音」などなど。

中でも「波の音」のCDは、自然音のCDとしては一番の売れ筋なのではないだろうか。
波の音のCDでも、マイクをどういう場所に置いて録音したかで音の感じは違ってくる。

波打ち際付近に置いたマイクで録音した波の音も悪くない。夏に聴くと気持ち良い。
だが私がもっと好きなのは、波打ち際から少し離れた位置にマイクを置き、ちょっと離れた場所から波の満ち引きが遠く聴こえて、かつまたカモメの鳴き声などがあたりに響き渡っている音が好き。


「湿原の音」は、水の流れと鳥の声が主体。鳥の声があたりに響き渡り、広がりを感じる。

「清流の音」、これもまた自然音CDとしては人気のある音であろう。買ってまちがいはない。

「滝の音」。これは実はちょっといただけない。滝の音はまるでラジオの雑音のように聴こえてしまう。あまりリラックスできない。これは現地で聴かないかぎり、あの癒されるような効果はもとめられないのだろう。ただただ、ず~~っと「ザ~~~ッ」という音が続くだけで、へたしたら不快になってくることもある。まあ、これは私個人の意見だが。


「夜汽車の音」、これは実に素晴らしい!
電車に乗ってると、その「揺れ」が心地よくて眠くなってくることがあるが、実はそれは「揺れ」による効果だけではなく、走る電車のたてる音が原因なのだろう。

ダダダ ダッタタ~~  ダダダ タッタタ~~ 

という独特のリズムが続きつつも、時折警報機の音が「音のドップラー効果」によって一瞬近づいたかと思うとアッと言う間に遠くなっていく音が単調さを救う。
また、鉄橋の上を走っている音なども時々混ざる。聴いてると、本当に電車に乗ってる気分になってくる。お勧めだ。

変わり種は「牧場の音」。
遠くで牛の「モゥ~~~」という声が聴こえ、それは近かったり遠かったりする。
また、小さな虫がマイクに寄ってくる音も聴こえ、このへんは聴いててちょっと痒くなりそうになったり、虫を追っ払いたくもなってくる。
でも、ムードは実に平和で、思わず草むらに寝っ転がっているような気分になり、空を見上げているような気分だ。


その他にも何枚か持ってるはずだが、今思い出せる自然音としては「密林」がある。
だが、私の持ってる「密林」のCDは、シンセによる音楽がかぶさってしまっている。
はっきりいって、音楽を聴く気になれない気分だから自然音のCDを聴いてるわけで、音楽などヘンにかぶっていないほうがいい。むしろ邪魔。

音楽の入っていない「密林の音」や「森の音」のCDが無いものだろうかと、時々ショップで探しまわるのだが、中々見つからない。

密林では色んな獣の鳴き声が聞けそうだし、森では木のざわめき音などで風を感じたい。

どこかに「密林の音」「森の音」の自然音だけのCDが無いものだろうか。

個人的には、地域名を売りにした自然音のCDがあってもいい。
南極の音、白神山地の音、無人島の音、などなど。



遠い未来には「宇宙の音」なんかも出る日がくるのだろうか。

でも、宇宙の音って・何だろう・・・???
昔、宇宙が舞台のSFドラマには、宇宙を表現するための妙な音が入っていたもんだが・・。


ともあれ、音楽を聴く気にならないが何か「音」は部屋に流していたい・・そんな気分の時には、こういった自然音のCDを聴くのも悪くない。




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