時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

勘違いする出演者

2012年01月20日 | 音楽活動

ライブの告知をメールなどでいただくことがある。

読むと、皆集客には苦労しているのが分かる。

少し大きな店でライブ出演する時などは、特に。

 

それでも、アコースティックなライブへの出演は、集客という面を考えれば、バンドよりも負担は少ないと思う。

バンド形態での出演となると、ノルマという名の集客義務はシビアだ。

それは、やはりバンド形態でのライブ出演だと、アコースティックな店よりも店が大きいから。

 

アコースティックでの出演は、バンド形態よりも1出演者の数が少なくてもオーケーだ。

弾き語りなら一人でもいけるし。

だがバンドとなると、最低でも3人はいる。

ベース、エレキ、ドラム。

このうえに、更にギターがもう一人いて、更に鍵盤も・・となると、あっという間に5人編成になる。

ボーカルが、ボーカル専任になると、6人編成になる。

こうなると、当然ステージのある程度のスペースの広さも必要になってくる。

広いステージの店だと、店自体も広くなるし、当然収容人員の数も大きくなる。

そうなると、1出演者あたりに要求される集客力も多くなってくる。

 

バンド時代には、私は学生時代の友人などもよく呼んだもんだった。

友人は、1回は来てくれる。

だが、何度もライブをやるようになると、そうそうは来てもらえなくなる。

当たり前だと思う。

ファン・・と、友人とは別物だから。

友人をファンとみなすのは間違いなのだ(まあ、同じ「音楽をやる者同士」となると、また別の意味合いも出てくるけれど)。

友人をファンと勘違いして、ライブ告知していると、やがては友人関係はギクシャクしてくると思う。

 

また、一部のお客さんを、出演者が一見ファンのようにみなしていても、そのお客さんはその出演者のファンというよりも、社交場(あるいは飲み会)のような感覚で知り合いに会うために来ている場合もある。

そうなると、それもまた、本当の意味でのファンとは違ってくる。

社交場に来るつもりで遊びに来ているお客さんを、出演者が「自分のファン」と勘違いしてしまうと、それはその後の付き合いはもろいものであり、ちょっとしたきっかけで交流関係に火が付いて燃えてしまう。

だから・・・勘違いからくる「うぬぼれ」というものは、怖い。

自分がそれに該当すると「怖い」し、誰かがそれに該当している場合は「見てて痛い」。

どちらも、辛い。

よほどのメジャースターならともかく、そうじゃない場合は、気をつけないといけないだろうなあ・・。

「勘違い」・・それは、怖くて、痛くて、辛いもの。

自戒の念をこめて。


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