アラン・パーソンズプロジェクトの有名な曲といえば、「アイインザスカイ」「ドントアンサーミー」などの曲があげられるだろう。
だが、今回私が取り上げたいのは「ルシファー」という曲である。
この曲は、インスト曲だ。ロマンチックな雰囲気がありながらも、ミステリアスな魅力もある曲。
元々は私はアラン・パーソンズの名前は古くから知っていた。
彼は元々有名な音楽エンジニアであり、音楽プロデューサーであったから。
何せ彼が制作に関わってきたアーティストには超ビッグネームな名前や作品名があがる。
中でもビートルズの「アビーロード」、ピンクフロイドの「狂気」「原子心母」などはロック史に残る世紀の名盤。もうこれだけでもスゴイ。あんなモンスターアルバムの制作に関わっていたというだけでもリスペクトもの。
上記のアルバム以外でも多数あるが、個人的にはアル・スチュワートの「イヤー・オブ・ザ・キャット」「タイム・パッセージ」のプロデュースをアランが担当していたというのも大きかった。ほんと、これは大きかった。
というのは、アル・スチュワートの上記の2枚のアルバムは私にとっては「心のアルバム」であり、かなり大きな影響を受けていたから。最高のサウンドだった。
そんなアラン・パーソンズはソロアルバムも出しているが、彼が「アラン・パーソンズ・プロジェクト」というユニットを組んで発表したアルバムも私は好きだった。
アラン・パーソンズ・プロジェクトが来日公演を行った時は、もちろん私は見に行った。
会場ではアラン・パーソンズ・プロジェクトのTシャツも買ったほど。このへん私は素直にミーハーだった。
アラン・パーソンズ・プロジェクトの来日公演では、メッセージ性の強い曲では、トークのMCには日本語訳をつけていたのが忘れられない。
さて、今回とりあげる曲「ルシファー」は、私はアラン・パーソンズ・プロジェクトのベストアルバムで知った。
ベストアルバムではないレギュラーアルバムを何枚も聴くうちに、初期の曲を集めたベストアルバムも聞きたくなり、購入。
ベストアルバムだけあって、収録曲は良い曲が多数!
そして、「ルシファー」という素敵な曲も入っていた。
この曲を初めて聴いた時、その主旋律や音色に、日本映画「犬神家の一族」のテーマソングにも相通じるような雰囲気を感じ、きわめて印象的に思った。
もちろん、メロディ自体は全くの別物だけどね。
考えてみれば、ルシファーとは堕天使とか悪魔のこと。
「犬神家の一族」は猟奇殺人事件の映画で、どこか悪魔というか不気味な要素のある作品。
こういうメロディや音色に、個人的に相通じる魅力を感じたのは、自分の中では自然な流れだった。
何より、このミステリアスなムードに。
イントロが少し長いが、いざ主旋律が流れ始めると、わかっていただける人もいるかもしれない。
Alan Parsons Project
いいですね。
「Lucifer」途中からとても日本的なサウンドに変化したような
オープニングはやっぱり怪奇的な感じもしました。
1stアルバムは、怪奇作家エドガー・アー・ランポーの作品をモチーフにしたそうですね。
「Eye In The Sky」は私も大好きです。
この曲も好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=8mJDqLatGLk
彼が産み出す音楽も良いですし、彼が他のアーチストをプロデュースした作品も良いです。
音楽家として、極めて才能がある人だと思います。
この「ルシファー」という曲のメインメロディの音色が日本的に聴こえるのは、私にとって「犬神家」のテーマメロディの音色に通じるものがあるからかもしれません。
アランのファーストはまだ聴いたことがないてすが、アメリカの文豪エドガー・ポーは私は10代の頃にハマり、ポーの小説全集を読み干した記憶があります。
まあ、内容はかなり忘れてしまってますが(笑)。
アランのファーストアルバム、いつか聴いてみたいもんです。できれば和訳つきで。
タイムという曲、私も大好きてすよ。
浮遊感があって、のどかでもあって。