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M-1の「ぺこぱ」と「すゑひろがりず」が個人的に好みな件

2019年12月26日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

先日「M-1」の放送があった。

当初は、何の気なしに見始めたのだが、今回は面白いネタが多く、途中でチャンネルを変えることができなくなり、結局最後まで見てしまった。

審査員の皆さんも言っていたが、今回はレベルが高かったと思う。

出演者のスタイルも、バラエティに富んでいた。

あまりキャラや方向性がかぶらないのが多く、そんな点も良かった。

 

今回の決勝進出は、「ミルクボーイ」「かまいたち」「ぺこぱ」の3組。

敗者復活戦で参戦できたのは「和牛」だった。決勝進出は「あと一歩」のところで逃したが、それでもトータルで4位だったのだから、健闘したと思う。

 

今回のエントリーで私は2組の「お気に入り」を新たに見つけた。

それは決勝に進んで、3位になった「ぺこぱ」と、トータル8位になった「すゑひろがりず」の2組。

 

ネット上でどなたかが、決勝の3組と「すゑひろがりず」を以下のように評していた。

 

令和の漫才     ぺこぱ

平成の漫才     かまいたち

昭和の漫才     ミルクボーイ

安土桃山の漫才  すゑひろがりず

 

令和→平成→昭和 ・・・と時代を遡っていくが、昭和の次に一気に安土桃山時代まで遡ることになるのが、オカシイ(笑)。

ってことは、いずれ大正時代や明治時代の枠を埋める漫才も出てくるのかな(笑)?

 

 

「すゑひろがりず」などは、今回の参戦じゃなかったら決勝に進んでいてもおかしくなかったぐらい面白かった。

8位なんて・・低くないか?いやでも、すえひろがりなのだから、案外「8」というのも悪くない?

狂言などのイントネーションを活かしたような発音や語り、合間に入る鼓の音などが妙に面白くて、完全に私はハマってしまった。

一般ファンはもちろん、歴女からも支持を集めそうな気がする。

彼らの他のネタも知りたくて、ユーチューブで探して見てみたのだが、他のネタも笑いすぎて腹が痛くなったし、笑いすぎて涙も出てきた(笑)。

いやあ、参った。

案外、かつての「染之助・染太郎」コンビの枠が現在空いている気がするので、そんな枠にも今後は似合いそう。

 

 

「ぺこぱ」は、見れば見るほど好きになる内容で、なにより良いのは、観終わった後の「後味」が実に良かった。

なんというか、穏やかな気分になれた。

突っ込まないツッコミ、ボケる相方を全肯定するスタイル、突っ込むと見せかけて受け止めて、時には自虐的に自身に活かす・・という、今まで見た事がなかった新しいスタイルで斬新だった。

巷では「優しいツッコミ」とか「ノリ突っ込まないボケ」といわれていて、観終わった後の「後味の良さ」は「相手を否定しない」点から来るものだった気はしている。少なくても私はそう思った。

一見ビジュアル系バンドのミュージシャンみたいに見える松陰寺太勇さんのキャラの立ち方は、今回のM-1の出演者の中でも特筆ものだった。

 

 

「ぺこぱ」も「すゑひろがりず」もこれまで私は知らなかった芸人だが、今回のM-1で初めて彼らを知って、けっこうファンになってしまった。

インパクトを感じた。

いやあ、面白かったし、好みの芸人を見つけた気分だ。

これから応援していきたい。

 

 

M-1に出たことで、取り巻く状況が一気に変わったと思うので、これからも頑張ってほしい。

今後のバラエティ進出のためにアドリブトークも鍛え、活躍の場所を広げていってほしいし、個人的に注目していきたい。

 

 

 

 

 

 


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