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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ドラゴンクエスト(ドラクエ)11を、私なりに振り返る

2018年02月14日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

もうすでに一時のピークは過ぎてしまったけれど、あらためてドラクエ11を私なりに振り返ってみたい。

 

以前にも書いたが、私は前作のドラクエ10は遊んでいない。ドラクエのナンバリングタイトルは全てクリアしてきていたのに10だけ遊んでいないのは、10がオンラインだったから。

ドラクエはやはり個人単位で遊びたい・・それが私のスタンスだったからだ。

 

つまり、前前作の「ドラクエ9」以来、間に1作あいたことになる。

ただでさえドラクエは次回作への制作期間が長いうえに、間に1本分があいてしまったので、このドラクエ11は、私にとってかなり待たされた1作であった。

それだけに、期待度も高かった。

 

わくわくしながらドラクエ11をゲーム機ごと入手。

私が買ったのは、ハンディゲーム機のバージョン。

新たにゲーム機を買ってしまうことになったが、相手がドラクエのナンバリングタイトルの新作とあっては、仕方ない。

ドラクエは私にとって、ハードごと買わせてしまうキラーソフトなのだ。

 

 

で、普通の人よりは多少時間をかけてクリア。

ラスボスを倒した後も、それなりに遊べる作りになっているのは、相変わらず。

なので、ラスボスを倒した後も、それなりに遊んでいた。

 

まあ、それはともかく、肝心の本編のほうはどうだったかというと。

 

結論から書くと、やはり面白かった。期待通りのドラクエがそこにあった。

満足している。

ある意味「拍子抜けするぐらい」ドラクエだった。

拍子抜け・・というと、ネガティブに思われそうだが、この場合良い意味での「拍子抜け」。

つまり、これまでのドラクエを知っている者にとっては、安心して遊べるゲームであった。

ドラクエは、それでいいのだ。

いや、そうだからいいのだ。

ヘンに変わってほしくない。保守的と言えば保守的なのかもしれない。

でも、だからいい。そんな作品がたまにあってもいい。

もっとも、何から何まで、それまでと同じというわけでもなく、ちゃんと新機軸もある。

だが、全体的には、それまでのイメージ通り。

この11は、3D画面と2D画面を選べるのだが、2D画面を選ぶと、昔ながらのドラクエワールドがそこにある。ちゃんと、あのドラクエしている。

なので、ドラクエで育った(?)人は、違和感なく遊ぶことが可能。

そのへん、ほんと、安心して大丈夫。

 

3Dだと位置関係がわかりにくくなるプレイヤーもいるだろう。そんな人は2Dで遊べばいい。

かといって、3Dでのイベントムービーは見たい・・そんな人もいるはず。

でも大丈夫。2Dで遊んでも、3Dのムービーイベントは、後で「選んで」再生することも可能。いつでも好きな時に。なので2Dで遊んでて、うっかり(?)イベントが始まってしまい、3Dのムービーイベントを見逃してもあせることはない。

あとで、いくらでも好きな時に、見れる。ご安心を。

 

私は2Dで遊んだり、3Dで遊んだりしたが、位置関係がわかりにくくなる場合は、2Dで遊んでいた。

2Dと3Dでは、メリットとデメリットを感じた。

イベントなどは3Dで見る方が絶対にいいと思うが、街の中の細かいレイアウトや位置関係が分かりにくい時や、長いダンジョンなどでは2Dのほうが分かりやすかった。

ただ、2Dのほうがダンジョンがわかりやすいが、3Dだとサコ的が視覚的に見えるので、可能な限りはザコを避けて先に進むこともできる。

ダンジョンで、ある程度位置関係がわかっていて、しかもザコとの戦いはなるべく避けたい時は、3Dで進むといい。

 

また、「小さなメダル」「カジノ」「家の中の探索」などのおなじみの要素は、しっかり健在。

 

 

ストーリーのほうは、相変わらず壮大で、大河ドラマを見ているような濃厚さがある。しかも、しっかり長い。決して短くはない。

ストーリーの各所に散りばめられたドラマも、丁寧に作りこまれている。

 

また、表ボス討伐後に、どんでん返しがある・・というのも、健在。

表ボスを倒した後に、裏ボス、裏ストーリーに進む時、ちょっとした選択を迫られる。

 

このへんはネタばれになるので、まだクリアしていない人や、ネタばれを気にするプレイヤーは、この先はこの日記は読まない方がいいかもしれない。

 

 

 

 

・・と、それを明記したうえで日記を続けよう。

 

表ボスを倒した後、その後の裏ストーリーに進む時に、重大な選択を迫られるが、一応表ボスをクリアした時点での記録を残しておけば、裏ストーリーには安心して進んで大丈夫だ。

というか、裏ボス、裏ストーリーこそが本筋のような気さえする。

表ストーリーの段階で、すでに伏線は張られていたし。

裏ストーリーに進まないと、クリアした気にならないと思う。

あ、ただ一点だけにはご注意あれ。それは表ボスを倒しに行く時に訪れることになるボスの城(?)は、裏ストーリーにいくともう存在しない。なので、その城(?)にある宝は表ボスを倒す前に、納得できるまで入手しておこう。そこはボス撃破をあせらなくてもいい。

 

さて。

重大な選択の後、・・・つまり過去の世界に行くか行かないかの選択で、「行く」を選んで過去の世界に行った時、一時的に主人公以外の仲間は弱くなる。

裏ストーリーに進んでしばらくの間はプレイヤーは苦労するだろう。

ザコ敵が一気に強くなっているからだ。弱くなった仲間と一緒に、表ストーリーの時よりグンと強くなったザコ敵と戦うことになるのだ。

この状態は、しばらくは続くことになる。

だが、大丈夫。弱くなった仲間も、いずれイベントで強さが戻ってくる。

表で上げたレベルは、いずれしっかり報われる。それまでに多少の時間はかかるけれど。

表ストーリーで鍛えたことは、無駄にはならないから、ご安心を。

安心して過去世界に行って大丈夫。

そのへんは、親切設計のドラクエならでは。

 

 

前々作の9の時に話題になった「すれ違い通信」は、この11でも健在。

だが、すれ違い通信の楽しさは、正直前々作の9のほうが私は楽しかった。

9の時は、すれ違い通信でどんな宝の地図がもらえるか・・という楽しみがあった。

その点今回の11では、すれ違い通信で入手できるヨッチの量は決まっており、すぐにいっぱいになってしまう。

こうなると、集めたヨッチは「使い捨て」でどんどん使っていかないと、すれ違い通信しても入手しきれなくなる。

かといって、すでにいるヨッチが強くなってくると、捨て辛くもなる。

そのへんのジレンマが私は個人的にあったので、11のすれ違い通信はあまり長くはやっていなかった。

気のせいかもしれないが、9の時のすれ違い通信ほどには、この11のすれ違い通信は世間も長続きしていなかったような気がする。

9の時は、かなり長くすれ違い通信で成果があり続けたが、11の場合は、ほどなくしてすれ違い通信の成果はあまりなくなってしまったから。

 

また、11では、私はマップ上の地方名を覚えるのに苦労した。というか、クリアした今でも11のマップでの地方名は完全に把握したとは言い難い。

なので、例えば何かアイテムを探したりする時に「○○地方の・・・」という条件が出た時、その名前が該当するエリアをさがすのに苦労した覚えがある。

いっそ、ルーラで、その「○○地方」まで移動できればいいのに・・なんて思ったもんだった。

 

11では何人もの仲間が出てきたが、仲間たちのキャラクターは、よく「立って」いたと思う。どのキャラにもそれなりに感情移入できた。

 

ともかく、あくまで「ドラクエ」は「ドラクエ」であることを押さえた作品にちゃんと仕上がっているので、安心して遊べる作品にはなっている。

 

ゲームでは本ストーリーとは別に、細々と小さなクエストがあり、そのクエストをクリアするかどうかは自由だし、必ずしも全部クリアしなくても、ゲームクリアは出来る。

だが、せっかくのドラクエ、長く遊びたいなら、クエストもひとつづつ地道にクリアしていきたい人は多いだろう。

ただ、クエストは、正直何かのヒントがないと全部クリアは難しいのではないか。もしくは、ゲームの途中であれこれど細かくメモでもしておかないと。

私が遊んだ時は、幸いネットで調べるとヒントは見つかったので、検索して調べるのもありかと。

 

中にはかなり貴重なアイテムがあったりもする。

最強装備を揃えるには、素材として貴重なアイテムが絡んできたりもする。

だが、それらを簡単に揃えるのは難しい。

そのへんは、ほんと、プレイヤーの根気次第だ。

ちなみに・・今のところ私は・・少しめげてます(笑)。

貴重なアイテム集めは、相当根気が必要だから・・。

 

 

 

また・・本ストーリークリア後に、某所で最強の敵パーティと戦える場所もある。

 

そんな時は・・戦う前に、ベロニカとセーニャの2人があらかじめゾーンに入っている状態にしておいてからパーティに入れ、最強の敵との戦いで最初のターンでクロスマダンテという連携技を使えるようにしておいて、戦いに臨むといい。

ターン制限があるイベントなどでは、クロスマダンテは重宝するぞ。というか、ターン制限のあるイベントでは、どこでクロスマダンテを使うかを見極めておくのは戦略上のポイントだと思える。

 

 

ともかく、久々のドラクエのナンバリングタイトル、楽しませていただきました。

 

堀井さん、鳥山さん、すぎやまさん、いつまでもお元気でいてください。

そして、これからもドラクエを楽しませてもらいたいです。

ドラクエの新作をリアルタイムで待てることは幸せなことであり、そして新作を入手してプレイ開始する時の嬉しさは格別ですから。

 

気になるのは・・・このドラクエ11は、どこか・・・これまでのドラクエ作品を総括するような要素があったようにも感じたこと。

そう、ドラクエの過去作品を振りかえる様な演出もあったので・・。

まさか・・これが終わり・・ということは・・ないですよね??

 

 

てなわけで、ドラクエの新作を、私はこれからも楽しみに待ち続けます。

 

そして・・新作が出たら、ショップにルーラするつもりです。

そして・・いったん遊び始めたら、ゲームの中からリアル世界にリレミトするのが難しくなったりしそうです。

 

やはり、ドラクエはドラクエ。面白い!

 


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