時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

メラニー「Brand New Key (心の扉を開けよう)」

2008年10月08日 | 音楽全般

中学の頃、ラジオで洋楽のヒットチャート番組をよく聴いてた。
お金がなくて、あれもこれもレコードを買うなんてことはできなかったから、ラジオのヒットチャート番組は私にとって強い味方だった。
印象的な曲は多かった。洋楽にハマり始めの頃だったし、どの曲も新鮮だった。

ある時、いつものように洋楽ヒットチャート番組を聴いてたら、聞き慣れない名前の耳慣れない声で、風変わり(そう思えた)な曲が耳に飛び込んできた。女性シンガーの曲だ。
最初の印象は「なんだ、このヘンな曲は?」「なんで、こんなのがヒットするの?」などという、自分の中では甚だ芳しくないモノだった。
だが・・・インパクトがあり、一度聴いたら頭を離れないものがあった。

ぶりっこ風な歌い方。妙なフレーズが流れるアレンジ。そして、極めつけな、スットンキョウなサビ。
そう、この曲のサビが出てくると、ズルッとずっこけてしまいそうになった。
上手いんだかそうじゃないんだか分からない、ちょっと調子ハズレっぽい旋律に歌い方。

その曲こそ、メラニーの「Brand New Key(心の扉を開けよう)」という曲だった。

最初こそ「ヘンな曲だな」なんて思ったのだが、1回聴いただけで覚えてしまうインパクトを持ったそのメロディを、聴き終わって少し時間がたったら、なんと!自分も歌い出していた。
もちろん、自分が覚えて歌ったのはサビの部分だ。歌詞など分からない。てきとうなハミングで歌ってた。
それと、妙なフレーズの伴奏も一緒になって歌ってた。

そうやって馴染んでくると、この曲は「なんてカワイイ曲だろう」と思うようになった。
そう、この曲は、ちょっとスットンキョウではあるのだが、可愛い曲なんだ。しかも、相当。
聴いてて思わず微笑んでしまうような。


当時はビートルズや拓郎やディランのアルバムを買うので手一杯だったから、メラニーのレコードを買うまではいかなかったけど、今思えば、当時リアルタイムで買っておけばよかったなあ。
そうすればメラニーにももっとリアルタイムで関心を持ったはずだし、そうなれば来日公演なんかにも行ってただろうに・・。
残念。


その後、このメラニーの曲のサビや「妙な伴奏」は時々思い出したように頭の中に出て来るようになる。
年がたつほど頻繁ではなくなったが、いくら時間がたっても、忘れ去ることはなかった。

で、いつしか・・・この歌手の活躍ぶりは、あまり耳にしなくなった。
ストーンズの「ルビーチューズデイ」をカバーしたりもしてたみたいだけど。

近年、CDショップめぐりをすると、私はいつしかメラニーのアルバムを探すようになった。
買うなら、「Brand New Key(心の扉を開けよう)」が入っているベストアルバムみたいなのが欲しい。
だが・・・これが中々見つからないんだよね~。
なまじ日本盤で買いたい・・と思って探してるからかなあ。
というのも、このメラニーという女性シンガーがどんな人で、その後どんな活躍をして、今は何をしてるのかなども知りたいと思ってるから、解説つきのベストアルバムで買いたいからね。訳詞も読みたいし。
まあ、輸入盤ならあるんだろうけど。

もし、日本盤によるベスト盤が出てないのなら、ぜひ出してほしいものなのです。
あんな可愛くて、印象深くて、面白い(←笑えるという意味ではなく)曲って、そうはないよ。

ちなみに、You Tubeではメラニーの映像がいくつか見つかった。
本人がライブで「Brand New Key」を歌ってる映像もあった。だがそれは、彼女がブレイクした時代のものではなく、後年のライブ映像。ライブらしく(?)、けっこう曲を崩して歌ってるのだが、お客さんを楽しませようとしてるのは、伝わってくる。
でもやっぱ、この曲は、彼女が若かった頃の正式音源の方がいいな~。
さらにYou Tubeを探すと、この曲ってけっこうカバーされてるってのも分かった。
アメリカでは、根強く愛されてる曲なんだね。

「Brand New Key(心の扉を開けよう)」。全米1位になった大ヒット曲。
でも、今では・・少なくても日本では、あの曲を知らない人は多くなってしまった・・。
CMなどで古い洋楽がBGMとして使われ再認知されるケースは多いけど、なぜかこのメラニーの曲は、今のところ使われてるのをまだ見たことがない。
どこかのメーカーさん、この曲をCMなどのBGMに使ってみたらどうでしょう。今の日本では、まだ手あかがついていません。今ならまだチャンスです。特にサビなんてインパクトありますし、インパクトを重視するCMなどには、お勧めです。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウォークマン今昔記 | トップ | 秋は行く。雲はちぎれる。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽全般」カテゴリの最新記事