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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

埋もれた曲に、陽の目を  蔵出しシリーズ 1

2015年07月04日 | 音楽活動

先日、久しぶりに行ったアコースティック系の店で、ちょこっと歌ってきた。

その店は決して大きな店ではないのだが、ステージで歌うとかなり響きが気持ちよく、どこかホールで歌っているかのような残響の中で歌える。

マスターの話によると、お客さんがたくさんいる時よりも、いなかったり少なかったりする時の方が、店内に響く音はいいようだ。お客さんがたくさんいると、音が吸収されてしまうのかな??

 

当初2曲くらいにしておこうかなと思ったが、歌い始めたら音響が心地よくて、弾き語りで3曲歌ってしまった。

 

この時歌ったのは、以下の通り。

 

1、氷点下の砂漠   作詞・曲  だんぞう

 

2、白神の森     作詞・曲  だんぞう

 

3、廃線レールの詩  作詞・曲  だんぞう

 

 

このうち、「氷点下の砂漠」は、決して自分の名刺代わりの曲というほどではないのだが、なぜか自分では気に入っている曲。これまでに数回(数えられるほど)弾き語りでライブをやった時に、メニューに何度か入れた曲。

地味な曲だが、弾き語り向きの曲なので、弾き語りライブでは何度かメニューに入れてきたのだと思う。作ったのは20代後半の頃だったと思うので、私にとっては古い曲。

その歌を作った頃はエレキバンドをやっていた時期で、この曲はバンド向きではなかったので、陽の目はみないまま、ずっと私の中で放置されてきた。

その後・・・だいぶ年月がたってから、アコギでライブをやるようになって、やっと人前で数回出番がきた曲だ。

ちなみに、家でポロポロギターをつま弾く時には、今でも家でつい歌ってしまう曲ではある。

フォーク居酒屋みたいな店でオープンマイクの時などに、ステージに上がると、つい取りあげることもあるので、今後もゲリラ的に出番はありそうな気はする曲ではある。

http://homepage2.nifty.com/oborokage/hyoutenka-no.html

 

 

「白神の森」は、10年くらい前に原型が出来上がった曲。メロディはすぐに完成したし、メロディの手直しも、ほとんどなく、作った当時のままで形を保っている。

歌詞も一応最後まで作ってあるのだが、歌詞に関してはまだ手直ししたい部分があるので、自分の中ではまだ完成曲という捉え方はしていない。

なので、正式な場で人前で披露したことは、まだない。

でも、以前よく行った店で、その店のマスターが白神山地の近くのエリアで育ったということを聴いて、何のMCもなく、その店で練習がてら、・・それこそマスターに聴いてもらうことだけが目的で、客がいない時に演奏して歌ったことがある。

1コーラスの最後に「白神の森」という言葉が出てくるのだが、「白神の森」という言葉が出てくると、そのマスターが「おっ!?」という感じで反応してくれたのが嬉しかった。

この曲はメロディ自体は「氷点下の砂漠」と同じくらい気に入っているので、早く歌詞を手直しして、完成形にしたい・・・そんな思いはいつもあるのだが、これまでの歌詞のイメージが自分の中にあるので、中々手直しできないでいる。

一応、今のままでも歌詞は最後まであるので、その気になればいつでも人前でやれるのだが、正式に披露するなら、やはり手直ししたバージョンで歌いたい。

というわけで、中々披露できないでいる。

私には珍しく、3フィンガーで演奏する曲。

 

 

そして、「廃線レールの詩」。これも私にとっては古い曲で、作ったのは20代の頃だったと思う。

これはまぎれもなく「埋もれ続けている曲」。これは人前で歌ったことは、一度もない。正式な場での披露はもちろん、練習ですら歌ったことはなかった。

たま~に、家でポロポロとギターを弾いてる時に、思い出したように歌う程度で、誰かに聴かせるために歌ったことはないので、考えてみれば「かわいそうな曲」のひとつ。

もっとも、そういう「かわいそうな曲」は他にもたくさんあるので、何もこの曲だけがかわいそうなわけでもなく(笑)。

まさに「小品」という形容が似会う感じの地味な曲で、自分としては歌詞がどうのこうのとかメロディがどうのこうのというより、全体の雰囲気が気に入っている・・そんな曲だ。

歌詞は多分このままでいくとは思うが、タイトルは少し変えたい気もしている。

メロディ的には、「だんぞう節」のオーソドックスな曲。だから、あまり取りあげなかったのかもしれない。

この曲は・・仮に弾き語りライブの機会があったとしても、今後もメニューの中に入れるかどうかは微妙。

ということは、今後も埋もれてゆく可能性の高い曲のまま・・ということになる。

なんか、そう考えたら、ますますかわいそうになってきた(笑)。

 

ともあれ、中々出番のない曲を少なくても2曲は「吐き出した」ことにはなるので、自分としては、ちょっぴりすがすがしい気分にはなれた。

 

そういう気になれたのは、店の音響が良かったからだろう。

じゃなかったら、「白神の森」や「廃線レールの詩」みたいな未完成だったり、埋もれている自作曲を、思いつきで掘り起こしたりはしなかったと思う。

 

歌う場の音響・・これって、やはり大事な要素だと思う。

音響もまた、楽器や演奏の一部のようなものだ。

 

音響がいいと、歌っていて気持ちいいし、もっと歌いたい気分にもなれる。

それは演奏者のモチベーションアップにもつながるし。

 

音響がよくて、しかも小さなキャパの店では、あまりガチャガチャした曲よりも、指弾きで静かな曲を歌いたくなる。

 

 


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