音楽の聴かれ方の、昨今の環境

先日 新しいCDデッキを購入。

けっこう前から我が家のＣＤデッキの調子は悪かった。

エジェクトがスムーズに反応しなくて、ＣＤを入れようとトレイを出そうとしても、トレイが途中で止まったりしていた。
仕方ないので、途中で止まったトレイを指で引き出したりして、ＣＤを入れ替えしていた。
そういう行為は、機器のためには決して良くない・・とは思っていたのだが、背に腹は代えられなかった。


そういう行為が祟ったのか、やがてエジェクトは全く反応しなくなった。

もう、これではＣＤはオーディオでは聴けない。

この状態はここ数カ月前からだった。

休みの日など、オーディオセットでＣＤを聴きたい気分の時は多々あったのだが、我慢せざるを得なかった。
どうしても聴きたい時は、パソコンで聴いていた。


新しいＣＤデッキ、買わないとなあ・・、やはりオーディオセットで聴きたい・・・とずっと思ってたのだが、先日やっと重い腰をあげて、買ってきた・・というわけだ。

さっそくつないで聴いてみる。


やはり・・パソコンで聴くのとは全然違うよね～。

音が立体的になるし、広がりもあるし。

スピーカーが大きい・・というのが大きなポイントかもね。


まずは、自分のアルバム用音源をＣＤデッキに入れて聴いてみた。
パソコンで聴いてた音は、高音ばかりシャキシャキ出てる音で、けっこう聴いてて疲れたのだが、オーディオセットで聴いたら、非常に耳触りがいい。
中低音もしっかり再生。
特に中音がしっかり出ており、サウンドに安定感がある感じだ。
おっと、これは演奏者の私の手柄ではなく、オーディオセットの手柄なのだけど（笑）。


スチール弦ギターよりも、ガットギターのアルペジオがより引き立つサウンドになっている。
録音スタジオでモニターしてた音に近い。


いつか私のアルバムが完成したら、ぜひオーディオセットで聴いてもらいたいなあ・・・なんて贅沢な思いを持ってしまった。

やはり、音楽を聴くなら、パソコンではなく、ちゃんとしたオーディオセットで、だなあ。


さらに、オーディオセットで聴きたいＣＤがたまっていたので、ＣＤラックからあれこれＣＤを引っ張り出してきてデッキに入れて聴き続ける。

ペンギン・カフェ・オーケストラ、マイク・オールドフィールド、佐渡山豊、その他。

ＣＤデッキが変わったせいか、以前聴いてた時とサウンドの聴こえ方が微妙に違う。

このデッキ、よりアナログに近い暖かい音を目指した・・という売り文句だったのだが、その特徴のせいか、サウンドがまろやか。

疲れない音って、やっぱり良いのだ。



最近の音楽の聴かれ方って、ハンディタイプの再生機や、ミニコンポ形式のオーディオで聴かれることが多いのかな。
だとしたら、もったいないなあと思う。

音の厚みや広がりが違う、ミニではないオーディオセットで聴いたら、それまでミニコンポやハンディタイプ再生機で聴いてたサウンドでは味わえないサウンドになり、あらためてその音楽の良さを実感すると思う。


もっとも、そうするためには、家庭内での「置くスペースの確保」という問題もあるのだが（笑）。