![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/11/049288831df834cb3bca8d86358cce61.jpg)
梅雨の時期は雨が多いものだ。
今年2020年は梅雨明けが遅かったのは記憶に新しい。
場所によっては、とんでもない豪雨が降り、その結果甚大な災害を引き起こす。
その被害の様子をテレビの報道番組などで見てると、胸が痛む。
川の氾濫、山崩れ、などなど・・。
私の家も川の近くにあるので、決して他人事ではない。
現に、2019年の秋の台風の時は、地域に避難警報が出ていたし、1階にあった大事な荷物は2階にあげていたりした。
避難場所は調べてあったが、それは川向こうにある学校。川が氾濫しそうなのに、川を渡って向こう岸に行く勇気はなく、ひたすら家でニュースを見ながら、戦々恐々としていた覚えがある。
私の家の近くにある川は、いつ氾濫してもおかしくない様子だった。
現に、翌日台風が去った後に、前日のその川の様子が映された動画をネットで見たら、水位は川べりの壁いっぱいいっぱいの所まで来ていたのがわかった。
しかも荒れた流れ。
ほんと、恐怖だった。
2020年の7月の九州地方を中心とする、川の氾濫による水害の様子は恐怖だった。
こうした豪雨による水害は毎年起きる。
ただ、こうした豪雨は、地方によって様子は異なる。
豪雨で大変な被害が出てる地域がある一方で、全然雨が降らないで困る地域もある・・・・そんなことがある。
特に、水がめと呼ばれる地域に雨が降らないと、梅雨明けには「水不足」が叫ばれることになる。
地域によっては大雨による被害が出て、東京でも雨が相当降っているのに、水がめになっている地域に雨が降らないと、水がめのある地域の人が「雨がもっと降ってほしい」「水がめがピンチ」をニュースでアピールして、夏の水不足を警鐘している状況は、割とよく見てきた状況だ。
そんな時・・。
東京をはじめ、各地で大雨に降られ、中には水害で大変な被害を受けてる地域もあるのに、「もっと雨が降ってほしい」「雨が降らず、水がない」と言われても・・水害で苦しむ地域の住人にとっては、「こんなに雨がこちらでは降ってるのに、そんなこと言われても・・・」などと思い、時には無神経に思えることもあった(←水がめの地域の人だって切実なのだろうし、決して無神経で言ってるわけではないのは分かっていても)。仕方のないことなのに。
もちろん、他の地域には雨が降ってるのに、その水がめの地域には雨が降ってないのだから、水がめの地域の住人にとっては雨乞いでもしたくなるのは道理であることは理屈ではわかっている。
そう、理屈ではわかってはいるのだ。
ただ・・実際に大雨で苦しんでいる地域に住んでいる住人の立場としては・・・。
そう、大雨で苦しんでいる地域の住人としては「もう、雨は勘弁して」だから・・。
とはいえ、水がめの地域に雨が降らないと、水不足になって他の地域も困ることになるわけで。もちろん自分のいる地域もその中に含まれることもある。
一方、割とどの地域にも雨が多いこともあり、そんな時は「これは今年は水不足なんて言われなくてすみそうだな」などと思っていると、今度は「日照り不足」を主張する声がどこかからあがったりもする。
天候がどう推移しても、必ずどこかから不満の声は出るものなのだね。
こんな展開を見てると「じゃあ、どうなればいいの?」なんて思ってしまうこともあるが、誰にも都合のよい気候なんてないのだろうね。
一番いいのは、大雨で苦しんでる地域の雨水を、雨が降らない地域に分け与えたり、雨雲をコントロールできること。
雨雲を分割して、分割した雨雲を、水不足の地域に誘導することができればね・・。
そうすれば、特定の地域にだけ雨が集中的に降る・・・なんてことを阻止できるし。
でも、それができるようなら、とっくにやっているはずだよね(笑)。
ある地域では豪雨による水害で被害がでてるのに、水がめの地域では雨が全然降らないで、水不足になることがある・・・つくづく、自然というやつは人間の都合には合わせてはくれない。。
まんべんなく各地に雨が降れば、水不足の声はあがらない代わりに、今度は「日照り不足」の声をあげる人が出てくる。
人間に都合のよい天候を望んでいたら、かなり贅沢な天候になるのだろう。
そういう意味じゃ、人間はわがままなのだろう。
平等に、広い範囲で、同じぐらい適度な雨を降らす・・・なんてことは、自然はしないのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます